
JRA「無観客G1」高松宮記念のファンファーレはCD音源……。“格下げ”中京「名物」レースにも余波が!?
26日、JRAは今週末の開催を引き続き無観客開催で行うことを発表した。29日に中京競馬場で開催される高松宮記念(G1)は、史上初の無観客で開催されるG1レースになる。
G1レースは、トップホースが集結するいわば競馬の祭典。これを更に盛り上げるのがファンファーレだ。
ファンファーレは競馬場、レース条件によって異なる。G1レースは関東(東京・中山)、関西(京都・阪神・中京)、宝塚記念の3種類のファンファーレが存在する。G1レースのファンファーレはブラスバンドの生演奏で行われ、これに合わせてスタンドを埋め尽くす観客が手拍子や新聞を叩く。この光景が高揚感を高めるため、レースを盛り上げる大切な要因だ。
しかし、無観客開催の高松宮記念は、予定されていたG1ファンファーレの生演奏が行われず、CD音源での対応になると『中日スポーツ』が報道している。これにはテレビの前のファンもがっかりするに違いない。
そしてもう一つファンファーレで気になるレースといえば、高松宮記念前日の28日(土)に行われる名鉄杯(OP)だ。
「名鉄杯は、名古屋鉄道の特急用車両で使用されているミュージックホーンをアレンジした独自のファンファーレが生演奏されることで有名なレースです。毎年、一部のファンがこのファンファーレを楽しみにしています。しかし、今年は難しそうですね。
現在、JRAは新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、無観客開催を実施しています。外部からのウイルス持ち込み防止を目的に、できるだけ関係者以外の出入りを制限しています。これが原因でファンファーレの生演奏を中止しているのではないでしょうか」(競馬記者)
昨年は名鉄杯のファンファーレの演奏がテレビ放映されなかったことに、多くの不満の声が挙がったぐらい熱狂的なファンがいる。実際に、専用のファンファーレがあるレースは宝塚記念と名鉄杯だけのため、不満の声にも頷ける。
さらに今年の名鉄杯にはもうひとつ「悲劇」がある。
昨年まで名鉄杯はオープンより1つ上の格付けのリステッド競走として、7月に施行されていた。しかし、今年は京都競馬場の改修工事に伴う番組再編成により、3月のオープン競走で行われることになり、“格下げ”という形になってしまった。
ただでさえ、レース内容が変更されているだけに、ファンファーレの演奏もされないとなると踏んだり蹴ったりだ。しかし、相手は新型コロナウイルスとなると、我慢するしかないのが現実か。
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