パチスロ「経過措置延長」を受けた旧規則機。「新規」で導入される可能性は…
周知の通り、旧規則機の経過措置が従来の「3年」から「4年」に延長された。
無論、全台が無条件で延長されるわけではなく、「パチンコ・パチスロ産業21世紀会」が決議した「取り扱い内容」によると、業界6団体が定めた「高射幸性遊技機」は対象外。
2020年12月31日までに認定及び検定が切れるパチンコの羽根モノ、ちょいパチ、甘デジ、パチスロのノーマルAタイプは当初の期日から最大7ヶ月(210日)、同日に認定及び検定が切れるこれら以外の遊技機は2020年12月までの最大延長が認められる。
一方、2021年1月以降に設置期日を迎える予定だった遊技機は同年11月30日までの延長が可能だ。
ただし、2020年12月31日までに認定及び検定が切れる遊技機については5月20日時点、2021年1月以降に設置期日を迎える予定だった遊技機については同年1月31日時点での設置台数を基準に、毎月15%を目途に撤去を進める必要があり、その都度、担当所轄警察署への「新旧遊技機設置比率明細書」提出が義務とも報じられている。
これらをまとめると、パチスロでいえば高射幸性遊技機に該当する『押忍!サラリーマン番長』『パチスロ修羅の刻』『ミリオンゴッド-神々の凱旋-』などは期日と共に引退。6月撤去予定だった『沖ドキ』は年内いっぱい、同じく『ニューアイムジャグラーEX-KT』に関しては2021年1月18日までの設置が可能となる。
段階的な撤去が条件ながらも「お気に入りのパチンコ・パチスロをまだまだ打てる」というのは、ファンにとっては朗報。自粛が明けたらどのマシンと対峙しようかと考えているファンも多いことだろうが…。
ここでもう一つ把握しておきたい点がある。「経過措置期間の延長を受けた旧規則機の中古機移動はNG」という点だ。
業界6団体で構成される「中古機流通協議会」は、5月21日に経過措置期間の延長を受けた旧規則機の取り扱いについて協議。当初の期間を超える1年間は、中古機流通業務を行わないと決定したと報じられている。その理由として「メーカーからの部品等の供給が困難になる」などをあげ、「適切な中古機流通が確保できない」と判断したそうだ。
つまり、従来の期日を超えた旧規則機が新規で導入される可能性はゼロということ。打ち足りないマシンがあるファンは、あらかじめ設置店をリサーチしておくべきであろう。
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