
JRA日本ダービー(G1)に「10年周期の法則」、今年も“発動”ならコントレイル・サリオスは大ピンチ!かわって浮上するのは7番人気の馬?

3歳馬の頂点を決める日本ダービー(G1)が今年も東京競馬場で行われる。第1回が開催された1932年から、太平洋戦争の影響で2回の開催休止(1945-46年)を挟み、今年で87回目を迎える。
その「第87回日本ダービー」で1番人気濃厚なのが、皐月賞(G1)を制したコントレイルだ。そしてそのコントレイルに半馬身差に迫ったサリオスが対抗格と目されている。コントレイルが父ディープインパクト以来、15年ぶり無敗の2冠馬に輝くのか、それともサリオスの逆襲はあるのか、あるいは昨年のロジャーバローズのような伏兵が台頭するのか、目が離せない。
今年は区切りの2020年ということで、西暦の下1ケタが「0」年のダービー馬に注目してみた。1940年から2010年までのダービー馬8頭は以下の通りだ。
【西暦の下1ケタが「0」年のダービー馬】
1940年 イエリュウ(4番人気)
1950年 クモノハナ(1番人気)
1960年 コダマ(1番人気)
1970年 タニノムーティエ(2番人気)
1980年 オペックホース(2番人気)
1990年 アイネスフウジン(3番人気)
2000年 アグネスフライト(3番人気)
2010年 エイシンフラッシュ(7番人気)
エイシンフラッシュが制したダービーからちょうど10年。その年は、ヴィクトワールピサ(単勝オッズ2.1倍)とペルーサ(同2.6倍)の“2強ダービー”と言われた。結果はヴィクトワールピサが3着、ペルーサは6着に沈み、7番人気エイシンフラッシュと5番人気ローズキングダムで決着。馬連配当は1万6720円という波乱となった。
もう一度話を戻そう。1940年から10年ごとのダービー馬8頭の単勝人気を見てみると、1960年のダービーを制したコダマを最後に1番人気は5連敗中ということがわかる。さらにもう一つ興味深いのが、1950年のクモノハナから「1→1→2→2→3→3→7」と単勝人気が推移している。この法則に従えば、今年は7番人気の馬が先頭でゴール板を過ぎる可能性を考えなければいけない。
27日時点の『netkeiba.com』の予想オッズから7番人気“候補”として以下の5頭を挙げたい。
5番人気 ガロアクリーク(32.8倍)
6番人気 ダーリントンホール(35.3倍)
7番人気 ヴェルトライゼンデ(37.5倍)
8番人気 ビターエンダー(49.3倍)
9番人気 アルジャンナ(53.0倍)
ガロアクリーク、ダーリントンホール、そしてヴェルトライゼンデの3頭が単勝オッズ30倍台で拮抗している。中間の動きや当日の気配などを加味して上記5頭の何れかが7番人気になる確率が高そうだ。果たして日本ダービー10年周期の法則は発動するのか、注目したい。
PICK UP
Ranking
17:30更新横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
- 【NHKマイルC(G1)予想】ジャンタルマンタルは皐月賞の反動があるとみて消し! 出走唯一の連勝馬に着目
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 横山典弘「27年ぶり」ドバイ決戦へ。「自分の命と引き換えに僕を守ってくれた」盟友ホクトベガの死で止まった時間…今度こそ無事完走を
関連記事
JRA日本ダービー(G1)ワーケアはフィエールマン級!? 「ルメール×手塚」だけじゃない! 先輩僚馬と同じ臨戦過程で大舞台に挑む!
JRAサリオス「痛恨」レーンにまさかのマイラー疑惑! 日本ダービー(G1)距離不安は馬だけではない!? 打倒コントレイルに大きく後退か
JRA日本ダービー(G1)兄は「ダービー1番人気」ヴェルトライゼンデが8年前の雪辱を期す! ワールドプレミアは“未経験”の「左回り」への対応がカギ
JRA 日本ダービー(G1)は「NEWS・手越祐也」の“芸能活動休止サイン”で決まり!? 国歌独唱担当歌手からも強烈なヒントが?
JRA日本ダービー(G1)暴れん坊の血が騒ぐ!? オークスの結果で「急浮上」ブラックホールが有力馬を飲み込む波乱を起こすか