JRA「14頭未勝利」新種牡馬モーリス止まらない連敗!サートゥルナーリア弟ルペルカーリアも過度な期待は禁物か……
『JRA-VAN』のインタビューでノーザンファーム早来の中島文彦場長が「仕上がりが早い」「3つ4つ勝てるのでは」と自信を見せていたモーリス産駒の連敗が止まらない。
6月から始まった今年の2歳新馬戦だが、相変わらずモーリス産駒の不振が続く状況だ。ここまで14頭が出走して【0.3.2.9】の成績は、期待馬が多かっただけに目を覆いたくなるような成績といえるだろう。
ブエナベントゥーラ、レガトゥスら確勝級と見られていた馬が敗れ、それ以外もドナウエレン、リスカム、カランドゥーラなどの良血も勝利に手が届かなかった。カランドゥーラに至っては父スクリーンヒーロー産駒のブルーシンフォニーに差し切られている。
やはり、共通していえるのは切れのなさかもしれない。14頭で上がり3F最速を計時したのはブエナベントゥーラ1頭のみ。どこか一本調子な印象が強いのもこういった特徴の影響といえそうだ。
こうなってくると気になるのはルペルカーリア(牡2、栗東・友道康夫厩舎)だろう。函館競馬場で受けたゲート試験を無事合格し、秋のデビューに向け調整を重ねている。
母シーザリオは、これまでエピファネイア、リオンディーズ、サートゥルナーリアと複数のG1馬を輩出している名牝だ。今年は新種牡馬としてデビューしたエピファネイアが初年度からいきなり牝馬クラシックを無敗で制したデアリングタクトという超大物を出している。繁殖牝馬としての成績はブエナビスタ以上といっても過言ではない。
だが、ここまでモーリスが不振を極めているとなると、さすがに名牝シーザリオの仔とはいえ、もしかしたら期待外れに終わる可能性も出てきそうだ。
「さすがに1頭くらいは勝ちあがるかと思っていましたが、まさかの全敗は予想外でした。近年は早い時期から期待馬をデビューさせることも珍しくなくなっていますから、陣営としても勝ち星を計算していたと思います。
関係者からは早くもキズナ産駒を上に見る評価も出始めています。このまま大物が出ることなく、ルペルカーリアまで走らなかった場合は、種牡馬としての評価は大きく下がるでしょう。
また、ルペルカーリアのデビューはまだ先ですし、それまでに期待の持てる馬がせめて1頭でも出て欲しいところですね」(競馬記者)
幸い、シーザリオの仔はサートゥルナーリア(父ロードカナロア)、リオンディーズ(父キングカメハメハ)、エピファネイア(父シンボリクリスエス)と、それぞれが異なる種牡馬だった。
そういう意味では、モーリスが父のルペルカーリアにも期待は出来そうだ。モーリス産駒“総大将”として、父の低評価を覆すことができるだろうか。
デビューを予定している秋に注目したい。
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