
JRA横山武史「ジャニーズJr.に……」の“爆弾発言”から4年! 七夕賞(G3)ウインイクシード陣営の「願い」を叶えるか
今週12日に福島競馬場で行なわれる七夕賞(G3)に出走するウインイクシード(牡6、美浦・鈴木伸尋厩舎)は、今年中山金杯(G3)2着から頭角を現し、鈴木伸調教師は「この夏にどこかで重賞を勝たせたい」と願っている上昇馬だ。
そのウインイクシードの手綱を2走前から任されている横山武史騎手は、前走・重馬場の福島民報杯(L)を3着に持ってきた。今回の重賞は前走と同じ舞台で、陣営にとって大きなチャンスが巡ってきており、横山武騎手も力が入るところだろう。
その横山武史騎手は、今年ブレイクしたジョッキーと言っても過言ではない。現在関東リーディング1位であり、今年4月にはフローラS(G2)で重賞初制覇を果たした若手4年目のジョッキーだ。
「彼はデビュー直後から、自分のレース映像を父・横山典弘騎手に見てもらい、アドバイスをもらっていたほど研究熱心です。そういえば騎手試験合格の会見の時、目標のジョッキーを『横山典弘騎手です』と父の名を挙げていましたね」(競馬記者)
思い起こされるのが、その2017年騎手試験合格者共同会見での横山武騎手の“爆弾発言”だ。
「小さい時にはジャニーズJr.に入りたいと思っていたこともあります(笑)」
おそらく横山武騎手なりの場を盛り上げるリップサービスだったのだろう。しかし、あまりにも落差のある二言目に、その場にいた人たちには、一瞬、時が止まったように感じたかもしれない。
もし仮に彼が芸能界の道を選んでいたとしたらどうなっていたかは、読者の想像に任せるとして、今の活躍を見る限り、ジョッキーという職業は彼に適していたと言えるだろう。
「騎手をしている父が大舞台で勝つ姿を見て憧れ、ジョッキーを目指しました」
兄・横山和生騎手に続く二世騎手誕生、しかもあの横山典騎手の愛息が語る言葉に、聞いている関係者も何か重みを感じたことだろう。
あれから4年、横山武騎手は、父のアドバイスなどを吸収して技術向上に取り組み、どんどん成長をしてみせた。
そんな横山武騎手が、今年メキメキと頭角を現して、同じく今年頭角を現し始めたウインイクシードと共に七夕賞に出るのも面白い。彼が陣営の願いを叶えるべく躍動すれば、自身の飛躍につなげていけるはずだ。
ぜひ、ここで結果を出して、秋のG1に繋げていってほしいものだ。
PICK UP
Ranking
17:30更新「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声
【NHKマイルC(G1)予想】ジャンタルマンタルは皐月賞の反動があるとみて消し! 出走唯一の連勝馬に着目
横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 「関東の問題児」がバチバチの叩き合いで痛恨の騎乗停止…被害馬の騎手からもクレーム? 降着の裁決に「迷惑をかけてしまい申し訳ない気持ち」
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA「一寸先は闇」のような勢力図の激変…注目集めた若手同期の明と暗、あの「お騒がせ騎手」が佐々木大輔に続くブレイク?
- セイウンハーデスにも襲い掛かった「不治の病」…“奇跡の復活”カネヒキリ以来の伝説に挑む
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬