GJ > 競馬ニュース > 武豊「函館王者」に黄色信号!?
NEW

JRA武豊「函館王者」に黄色信号!? 横山武騎手「強い勝ち方だった」ルーチェドーロが7馬身差レコードで圧勝デビュー!

【この記事のキーワード】, ,

JRA武豊「函館王者」に黄色信号!? 横山武騎手「強い勝ち方だった」ルーチェドーロが7馬身差レコードで圧勝デビュー!の画像1

 27日、函館競馬場で行われた新馬戦は、1番人気のルーチェドーロ(牡2歳、美浦・高橋裕厩舎)が優勝。2着に7馬身差をつける、圧倒的なスピードを見せつけた。

 8頭立てで行われたダート1000mのレース。スタートを決めたルーチェドーロは、鞍上の横山武史騎手が軽く促すと、スピードの違いでハナへ。1000mのレースということもあって後続も必死に食い下がったものの3、4コーナーで逆に突き放されると、あとはワンサイドだった。

 最後の直線に入った時には、すでに5馬身以上の差をつけていたルーチェドーロ。結局、横山武騎手が1度もムチを入れることなく、残り100mほどは流したままゴール。それで従来のコースレコードを更新してしまうのだから、スピードは非凡なものがありそうだ。

「レース前に陣営が『標準以上の動き』と自信を持っている様子でしたが、その通りの走りでしたね。いかにも短距離馬といった走りで、距離には限界がありそうですが、この条件なら相当なところまで行けそうなスピードを感じました。

レース後、横山武騎手も『ラスト100mは流す余裕もあった。強い勝ち方だった』と大きな手応えを受けていた様子でした」(競馬記者)

 ルーチェドーロの父は、今夏に初年度産駒がデビューしている新種牡馬のマクフィ。現役時代には英2000ギニー(G1)や、ジャックルマロワ賞(仏G1)を快勝した一流マイラーだった。

 2016年に日本軽種馬協会が購入したことで、日本でこそ新種牡馬という扱いだが、すでに英国とニュージーランドで供用されており、仏2000ギニー(G1)やフォレ賞(仏G1)を勝ったメイクビリーヴを筆頭に、オーストラリアでもG1馬を輩出した実績を持っている。

「持ち込み馬のアールブリュットという馬がJRAで4勝を上げていますし、すでに海外で実績を残しているスピード型の種牡馬ですから。日本の供用初年度から142頭に種付けされ、ここ3年も100頭以上の繁殖牝馬を集めるなど人気は上々。今回のルーチェドーロのレコード勝ちで、ますます注目度が高まるでしょうね。

この時期のダートの短距離はなかなか適鞍がない条件ですが、これだけスピードがあれば、芝でもやれるんじゃないでしょうか。もし函館2歳S(G3)に進むなら、面白い存在になりそうです」(同)

 今年の函館2歳Sといえば、20日の新馬戦を武豊騎手と共にレコード勝ちしたモンファボリが、早くも大本命に推されている。そんな大器にとっても、ルーチェドーロのスピードは驚異になりそうだ。

 今年の新種牡馬はドゥラメンテ産駒こそまずまずだが、期待されたモーリス産駒が出遅れるなど、全体的に苦戦が続いている。“中途採用”された異例の新人マクフィが、今年の新種牡馬争いに風穴を開けるかもしれない。

JRA武豊「函館王者」に黄色信号!? 横山武騎手「強い勝ち方だった」ルーチェドーロが7馬身差レコードで圧勝デビュー!のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  2. 「死活問題」発生に競馬YouTuberが絶滅の危機!? 突然の動画削除にファンも動揺…… チャンネル配信者らに何が起こったのか
  3. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. エリザベス女王杯「単勝430.6倍」大激走に19歳ジョッキーも「本当に信じられません」。 武豊1番人気がまさかの結末で生まれたJRA・G1最高配当【競馬クロニクル 第30回】
  6. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  7. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  8. JRAマイネル軍団総帥・岡田繁幸さん逝く。武豊「僕の原点、この馬と一緒に全国区になった」絶体絶命だった天才を世に放った偉大な決断と信念【特別寄稿】
  9. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  10. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?