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祝JRA小倉開幕! 必見の「九州馬券」と、注目すべき川田将雅騎手ら九州競馬関係者の“絆”とは?

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 今週から小倉競馬が開幕する。例年夏の2回小倉開催は6週間ほど行われているが、今年は東京オリンピックなどの影響で4週間に短縮されている。それだけに九州の競馬関係者は力が入るだろう。

 というのも九州はもともと競馬が盛んで、北海道に次ぐ日本を代表する馬産地。JRAの小倉競馬場だけでなく、地方競馬も佐賀競馬場・荒尾競馬場(2011年廃止)・中津競馬場(2001年廃止)など戦前も含めれば多くの競馬場が存在していた。

 馬産地としては北海道には劣るものの、日本軽種馬協会九州種馬場には3頭の種牡馬(ケイムホーム・ダンツシアトル・スクワートルスクワート)が繋養中。そして今でも熊本、宮崎、鹿児島でサラブレッドが生産されている。

 夏の小倉開催や佐賀競馬では九州産馬限定競走があることからも、JRAや地方競馬が九州の馬産を大事にしていることがわかるし、また地元の競馬関係者も九州の馬産を発展させるべく尽力している。

 それだけに九州の競馬関係者の絆は深い。九州出身の調教師や騎手も多くいるし、著名な地元九州馬主も多い。そこで今回はこの小倉開催に勝負をかけてくるであろう、九州の競馬関係者に着目。待望の小倉開催で結果を出そうと力が入っているはずで、それはそのまま馬券にも直結するという算段だ。

 まず九州出身の調教師を見てみよう。

 佐賀県出身の石坂正調教師、熊本県出身の松永幹夫調教師、宮崎県出身の音無秀孝調教師、鹿児島県出身の池添兼雄調教師、西園正都調教師など栗東・美浦合わせて多くの現役調教師がいる。

 この中で特に注目すべきは、2019年の2回小倉開催でリーディングを獲得した音無調教師だ。2019年は小倉の芝で合計8勝をあげているが、これは昨年全競馬場の芝コースで最多の勝利数。勝率25.8%・連対率32.3%は間違いなく「買える」数値。

 今年の1回小倉開催も出走数が多く好成績をあげており、かなり力を入れていることがわかる。実際に今週の小倉には、土日で合計10頭を出走させるが、そのうち3頭(サンライズルーカス・ビックリシタナモー・デイジーフラッシュ)は地元九州馬主の所有馬というのもポイントだ。

 同じく2018年の2回小倉開催リーディングを獲得した松永幹夫調教師も要チェックだろう。昨年の小倉ダート戦は10戦3勝、勝率30%・連対率40%・複勝率60%という好成績を叩き出している。今週の小倉は土日で4頭と控えめだが、新馬戦のシーフードパイセンは熊本産の競走馬で、九州の馬主が所有。熊本出身の松永調教師の男気を感じるところだ。

 他にも注目の九州出身調教師や、父親が九州出身という調教師(池添学調教師・橋口慎介調教師など)もいるが、まずは過去2年の2回小倉開催リーディングを獲得した上記2名に注目したい。


■福岡県出身の主なJRA調教師
野中 賢二
新谷 功一
田中 克典

■大分県出身の主なJRA調教師
牧 光二

■佐賀県出身の主なJRA調教師
石坂 正

■熊本県出身の主なJRA調教師
松永 幹夫
吉村 圭司
南田 美知雄

■宮崎県出身の主なJRA調教師
音無 秀孝

■鹿児島県出身の主なJRA調教師
池添 兼雄
西園 正都
鮫島 一歩
四位 洋文
羽月 友彦
松永 昌博
湯窪 幸雄
和田 雄二

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