JRAフェブラリーSより魅力的!? 「総額20億円」サウジカップの賞金が開催半年を経て、ようやく一部支払いへ

“世界最高賞金レース”として新設されたサウジカップの賞金が、ようやく一部陣営に支払われることになったという。
今年2月、総賞金2000万ドル(約20億円)、1着賞金1000万ドル(約10億円)の高額賞金を目当てに、世界各国から強豪が集い、華々しく開催されたサウジカップ。しかし、勝ち馬マキシマムセキュリティを管理していたJ.サーヴィス調教師にドーピング容疑が浮上。これの巻き添えを食う形で、他の出走馬への賞金の支払いも“保留”となっていた。
長らく“宙ぶらりん状態”になっていたものの、開催から約半年を経て、サウジアラビアジョッキークラブが、「サウジカップの賞金支払いについて」と題した声明文を発表。調査が終わっていないマキシマムセキュリティを除く、2着~10着の馬に賞金を支払うことを決定したという。
サウジカップの1着賞金の行方は不明なままだが、これで2着ミッドナイトビズーに350万ドル(約3億8500万円)、3着ベンバトルに200万ドル(約2億2000万円)、4着ムーチョグストに150万ドル(約1億6500万円)、5着タシトゥスにも100万ドル(約1億1000万円)の賞金が渡る予定。
また日本から参戦したゴールドドリームが6着、クリソベリルが7着に入っていたため、それぞれ60万ドル(約6600万円)、50万ドル(約5500万円)の賞金を手にすることになりそうだ。
「賞金が払われることになり、日本の関係者たちもようやく一安心といったところでしょうね。ゴールドドリームは約6600万円を獲得しましたが、これは日本だとかしわ記念や帝王賞などの交流G1の優勝賞金額とほぼ同額。またサウジカップは10着でも20万ドル(約2200万円)の賞金が出ます。これはJRAのダートG1、例えばフェブラリーS(G1)で3着に入った馬がもらえる額と遜色ありません。
今年はトラブルが発生しましたが、招待レースなので主催者側が、輸送費用などを全額負担してくれるため、出走さえできれば負けたとしてもローリスクです。来年以降も開催されるのであれば、世界中から一攫千金を目指して出走を目論む陣営が続出するでしょうね」(競馬誌ライター)
この時期は日本でフェブラリーSが開催されているが、日本でもサウジカップのほうが魅力的に映る陣営もあるだろう。とんだスタートを切ったサウジカップだが、日本のダート馬の選択肢を広げる意味でも、来年以降も開催してもらいたいものだ。
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