
JRA第2のサートゥルナーリア、クリソベリルの馬主に!? キャロットクラブが1歳馬カタログを公開!【一口馬主・注目馬ピックアップ】
今年も新種牡馬の産駒を含め、超豪華ラインアップとなった。
25日、キャロットクラブの公式ホームページ(会員専用ページ)にて、2020年度1歳募集馬カタログが公開された。キャロットクラブといえば、社台系の有名一口馬主クラブ。所属馬はこれまで数々の大レースで活躍してきたが、現役でも皐月賞馬サートゥルナーリアや、ダート王クリソベリルが所属するなど、その存在感が競馬界の中でも際立っている。
今年も、昨年この世を去ったディープインパクトやキングカメハメハの産駒など、数少ない貴重な産駒も募集されている。
そこで今回はその中から、注目株をピックアップして紹介したい。
まずは、関東厩舎の入厩予定馬から。今回の募集馬で最高額となる総額1億5000万円(一口37万5000円)で募集されるのはヒルダズパッションの19(牡1歳、美浦・藤沢和雄厩舎予定)だ。
父ディープインパクトに、母はバレリーナS(G1)など北米で重賞を5勝したヒルダズパッション。半兄のヨシダは芝9ハロン戦のターフクラシックS(米G1)、ダート9ハロン戦のウッドワードS(米G1)を勝利。来年がクラシック最後の年となる、藤沢和雄調教師が管理する予定だ。
続いては、総額1億円(一口25万円)で募集されるハープスターの19(牡1歳、美浦・木村哲也厩舎予定)も注目される。
父ロードカナロアに、母は桜花賞(G1)を制したハープスター。フランスの凱旋門賞(G1)でも、その年の日本馬最先着となる6着と健闘した名牝である。木村厩舎の看板馬ステルヴィオと同じロードカナロア産駒だけに、産駒の扱いを熟知しているのは心強い限りだ。
関西予定馬からは、総額1億円(一口25万円)で募集されるシンハライトの19(牡1歳、栗東・池添学厩舎予定)が注目株だ。
父キングカメハメハに、母はオークス(G1)勝ち馬のシンハライト。母は「世代最強牝馬」としての呼び声も高かったが、屈腱炎を発症し早期引退。今週初仔がデビュー予定で、その初戦に注目が集まる。池添厩舎悲願のG1制覇に向け、期待がかかる1頭と言えそうだ。
また、今年はキタサンブラックやイスラボニータ、米国のアロゲートなど、注目の新種牡馬の産駒もラインナップに含まれている。
そんな新種牡馬の産駒からは、総額5000万円(一口12万5000円)で募集されるクリソプレーズの19(牡1歳、栗東・音無秀孝厩舎予定)をピックアップしたい。
父キタサンブラックに、母は名繁殖牝馬クリソプレーズ。エリザベス女王杯(G1)、宝塚記念(G1)を制したマリアライト、チャンピオンズカップ(G1)を含めG1・3勝のクリソベリルを出すなど、芝、ダート問わずG1馬を輩出している。新種牡馬キタサンブラックとの配合で、どのような競走馬に成長するのか楽しみだ。
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