GJ > 競馬ニュース > 新潟記念(G3)展望
NEW

JRA日本ダービー3番人気ワーケア始動!「2年前ブラストワンピース」の再現なるか【新潟記念(G3)展望】

【この記事のキーワード】, ,

JRA日本ダービー8着から巻き返し図るワーケア、「2年前ブラストワンピース」の再現なるか【新潟記念(G3)展望】の画像1

 夏競馬を締めくくるハンデ重賞、新潟記念(G3)が9月6日、新潟競馬場で開催される。注目は、今年の日本ダービー(G1)でコントレイルとサリオスの“2強”に次ぐ3番人気に支持されたワーケア(牡3歳、美浦・手塚貴久厩舎)だ。

 ワーケアは、昨年6月の新馬戦、続く10月のアイビーS(L)を連勝。牡馬クラシック路線の主役候補に名乗りを上げたが、年末のホープフルS(G1)で3着に敗れると、今年3月の弥生賞(G2)は2着、間隔を空けて臨んだダービーは8着に沈んだ。「皐月賞パス→ダービー敗戦」からの新潟記念参戦は2年前のブラストワンピースと重なる。2年前はブラストワンピースが単勝オッズ1.8倍の圧倒的人気に応え優勝したが、ワーケアは同じ道を辿れるだろか。

 1週前追い切りでは、美浦Wコースを一杯に追われ、2勝クラスの僚馬に1馬身遅れを取った。状態面にやや不安が残る形となったが、最終追い切りでどれだけ変わってくるか注意したい。重賞未勝利の身で斤量には恵まれるはず。秋に向けて試金石の一戦となるだろう。

 母にヴィクトリアマイル(G1)を連覇したヴィルシーナを持つブラヴァス(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)は、福永祐一騎手とのコンビでこちらも重賞初制覇を狙う。

 左回りはデビュー戦(3着)と2走前の新潟大賞典(G3、4着)以来、3度目。母ヴィルシーナは現役時代に左回りコースを得意としていたが、その遺伝子は受け継がれているだろうか。

JRA日本ダービー8着から巻き返し図るワーケア、「2年前ブラストワンピース」の再現なるか【新潟記念(G3)展望】の画像2

 重賞実績という点で抜きんでているのがカデナ(牡6歳、栗東・中竹和也厩舎)だろう。2月の小倉大賞典(G3)では3年ぶり3度目の重賞制覇を果たし、続く大阪杯(G1)でも4着に好走した。前走の宝塚記念(G1)は12着に惨敗したが、ローカルG3で巻き返しを図る。

 カデナは、昨年のこのレースで、上がり最速タイの末脚を披露。3着に追い込み、コース適性は証明済みだ。気になるのは負担重量だけだろう。

 前走の小倉記念(G3)で上がり最速の末脚を繰り出し、2着に入ったサトノガーネット(牝5歳、栗東・矢作芳人厩舎)も侮れない。ムラ駆けタイプだけに信頼は置きにくいが、本馬にとってベストの2000mなら一発があっても驚けない。

 そのサトノガーネットを小倉記念で下したのが、アールスター(牡5歳、栗東・杉山晴紀厩舎)だ。前走はテン乗りの長岡禎仁騎手が冷静な騎乗が光り、人馬ともに重賞初制覇を飾った。斤量(53kg)に恵まれたとはいえ、インを突くセンスある勝ち方は評価すべきだろう。左回りコースは過去4戦して全て2着と崩れていない点も強調できる。

JRA日本ダービー8着から巻き返し図るワーケア、「2年前ブラストワンピース」の再現なるか【新潟記念(G3)展望】の画像3

 ジナンボー(牡5歳、美浦・堀宣行厩舎)は、昨年の雪辱を期す。1年前の新潟記念では勝ったユーキャンスマイルにゴール前捕らえられたが、タイム差なしの2着と健闘した。前走の七夕賞(G3)は、1番人気を裏切り9着。スタートでやや出遅れ、後方からの競馬になったことと、道悪が響いた。1年ぶりにコンビを組むM.デムーロ騎手とは「3-1-0-1」と好相性で、人気を落とすようなら怖い存在だ。

 他は、目黒記念(G2)で2年連続2着のアイスバブル(牡5歳、栗東・池江泰寿厩舎)、左回り得意で逃げればしぶといウインガナドル(牡6歳・美浦・上原博之厩舎)などが出走を予定している。

 重賞未勝利の素質馬が念願の重賞タイトルを手にするのか、それとも実績馬がその数を増やすのか。新潟記念は9月6日、新潟競馬場で15時45分発走予定だ。

JRA日本ダービー3番人気ワーケア始動!「2年前ブラストワンピース」の再現なるか【新潟記念(G3)展望】のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. “ルメール依存症”が日本ダービーにも影響?春のG1シーズンで思わぬ誤算…「28連敗」の敏腕トレーナーに試練のトライアル
  2. 【天皇賞・春】関東クラシック馬タスティエーラ、ドゥレッツァVS関西テーオーロイヤル、ディープボンドら最強ステイヤー軍団。激戦の鍵を握る“第3の刺客!?”
  3. JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
  4. JRA「一寸先は闇」のような勢力図の激変…注目集めた若手同期の明と暗、あの「お騒がせ騎手」が佐々木大輔に続くブレイク?
  5. 【天皇賞・春】横山典弘「前ポツン」にファンは狂喜乱舞? 20年前の逃亡劇再現あるか……マテンロウレオ陣営も不気味なコメント
  6. 本命馬が出遅れたら「自分の勘を疑うべき」なのはなぜか?キャプテン渡辺が考える「今日はダメだサイン」2つ【徒然なる神のくず競馬トーク】
  7. 【天皇賞・春】菱田裕二「師弟コンビ」で悲願の初G1制覇へ! 川田将雅、C.ルメール不在もチャンス、「勝率5割」のデータが人馬を後押し
  8. C.ルメール「ダービーは絶対大丈夫」復帰いよいよ秒読み! ドウデュース武豊と同じく騎乗数セーブ予想も…春G1で復活インタビューとなるか
  9. 【チャンピオンズマイル(G1)展望】海外転戦“5億円ホース”が世界最強ゴールデンシックスティに挑戦!昨年のNHKマイルC覇者が道悪で急浮上?
  10. 【チェアマンズスプリントプライズ(G1)展望】高松宮記念覇者マッドクールVS距離短縮で復活カリフォルニアスパングル!プール調教主体の「異端児」も一発狙う