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JRA「エイシンヒカリ2世&デアリングタクト全妹」を育て上げられるか? あの“最年少”合格調教師にとってこの1年が「調教師人生の岐路」!?

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 新規開業から8年。平成以降では最年少となる30歳で調教師試験に合格し、その将来が嘱望された黒岩陽一調教師が、今年大苦戦している。

 昨年は自己最多の18勝を挙げたが、今年は23日現在で8勝にあえいでいる。調教師リーディングは、昨年の88位から138位に転落。3月上旬から7月下旬にかけては、実に89連敗という泥沼を味わった。

 黒岩厩舎の現役エースは、4歳牝馬のパッシングスルーだ。昨年の紫苑S(G3)覇者で、今年3月には川崎で開催された交流重賞・エンプレス杯(G2)で3着に好走した。七夕賞(G3)で6着に敗れた後は京成杯AH(G3)を目指していたが、まさかの捻挫で今後の予定は白紙となり、厩舎には大きな痛手となった。

 他の管理馬には、5年前の毎日杯(G3)を制した8歳セン馬のミュゼエイリアン、今年のフラワーC(G3)3着、NZT(G2)2着の3歳牝馬シーズンズギフトなどがいる。

 ノーザンファームからも多くの有力馬を委託されている黒岩厩舎だが、今熱い視線が注がれているのは非ノーザン系の2歳馬2頭だ。

 1頭目は、7月の新潟で“ド派手”なデビュー勝ちを収めた牝馬のリフレイム。新潟芝1600mを舞台に、先頭で最後の直線を迎えたリフレイムは、外ラチへ大きく斜行。鞍上の木幡巧也騎手が必死に立て直そうとするも、外ラチ一杯まで逸走したまま先頭でゴールを駆け抜けた。レース直後、鞍上が落馬寸前の状態に陥るという冷や汗ものの勝利だった。

 しかし、その勝ち方はG1馬エイシンヒカリが2014年のアイルランドT(OP)で見せた暴走劇を彷彿とさせ、ツイッターのトレンドではなんと1位に……。「エイシンヒカリ2世爆誕」などといったコメントが殺到した。

 この超がつく癖馬のリフレイムをこの先どう育て上げるか、黒岩調教師としては腕の見せ所だろう。

「リフレイムは直線で大きく斜行しながらも、勝ってしまいました。素質の高さは誰もが認めるところですが、やはり危うさが同居しています。黒岩先生がどのような手を打つのか注目したいですね」(競馬誌ライター)

 黒岩調教師が管理する2頭目の注目2歳馬が、今年牝馬クラシック2冠を達成したデアリングタクトの全妹マオノジーナスだ。

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