
JRAコントレイル、リアアメリアの「共通点」を話題の超大物2歳馬が継承!? 福永祐一が「重賞級」と認める逸材とは
G1の前哨戦が次々と行われ、秋の深まりを感じさせる競馬界。今週の主役は何といっても、27日の神戸新聞杯(G2)に出走するコントレイルだろう。
ディープインパクト以来となる、史上3頭目の無敗三冠を目指すコントレイル。三冠が懸かる菊花賞(G1)はもちろん、その後も秋競馬を彩る主役の1頭になることは間違いない。いや、結果によっては日本競馬界を背負う存在になることだろう。
一方で、同じく無敗三冠を目指す女王デアリングタクト不在のローズS(G2)を制したのが、リアアメリアだった。
春のクラシックこそ桜花賞(G1)10着、オークス(G1)4着と本来の力を発揮できなかったが、2歳時は世代No.1と評され、阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)でも単勝1.8倍の1番人気に支持された大器だ。
ローズSの復活劇は、主戦の川田将雅騎手が「元々のポテンシャルがあまりにも高すぎたので、僕がそれを上手く使うことができなかった」と語っていた通り、今回の走りには本格化の兆しを感じさせる。本来のパフォーマンスを十分に発揮できれば、デアリングタクトに取って代わって主役の座に躍り出るかもしれない。
そんなコントレイルと、リアアメリアには共通点がある。それは2頭がディープインパクト産駒であることに起因するが、母方に「Unbridled’s Song」の血が入っていることだ。
Unbridled’s Songといえば米国の超一流の種牡馬として、あまりに有名だ。産駒にはドバイワールドC(G1)制したアロゲートを筆頭に、活躍馬を挙げれば枚挙に暇がない。
実は、このUnbridled’s Songとディープインパクトは極めて相性の良いニックス関係にある。
冒頭で挙げたコントレイル、リアアメリアを筆頭に、これまで28頭がデビューし24頭が勝ち上がり。2014年の最優秀2歳牡馬ダノンプラチナなども名を連ねており、重賞に挑戦した馬も少なくない。勝ち上がり率85.7%は、驚異的な相性といえるだろう。
そんな中、今年も話題の超大物2歳馬が「ディープインパクト×Unbridled’s Song」のニックスを抱えているという。
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