GJ > 競馬ニュース > 松田国英「最後の大物」が3連勝!
NEW

JRA松田国英厩舎「最後の大物3歳」が3連勝でオープン入り! 2着小牧太「完璧だったけど、相手が悪かった」もう1頭の“アレグリア”が規格外の走り

【この記事のキーワード】, ,

JRA松田国英厩舎「最後の大物3歳」が3連勝でオープン入り! 2着小牧太「完璧だったけど、相手が悪かった」もう1頭のアレグリアが規格外の走りの画像1

 スプリンターズS(G1)のグランアレグリアはまさに圧巻だったが、こちらの「アレグリア」も滅法強かった。

 4日、中京競馬場で行われた白川郷S(3勝クラス)は、1番人気のハギノアレグリアス(牡3歳、栗東・松田国英厩舎)が完勝。遅れてきたダートの大物が単勝1.6倍の支持に応え、3連勝で一気のオープン入りを決めた。

 16頭立てのダート1900mのレースで、中団から追走したハギノアレグリアス。迎えた最後の直線では、鞍上の岩田望来騎手が「馬群を割っていく脚を確信していた」と振り返るほどの手応えで馬群から抜け出すと、最後は粘りに粘ったキーフラッシュをねじ伏せた。

 勝ち時計1:56.3は、前日に同条件で行われたシリウスS(G3)の1:57.8よりも1.5秒も速く、レコードに0.4秒差に迫る良馬場では破格の時計だ。

 2着キーフラッシュとの着差こそ1馬身半差だが、3着以下には7馬身以上の大差を付け、14着以下の3頭がタイムオーバーとなってしまうほどの衝撃的なレースだった。

「キーフラッシュの小牧太騎手が『完璧だったけど、相手が悪かった』と悔しがっていましたね。3着以下は突き放していますし、小牧騎手にとっても会心の騎乗だったんですが、一方のハギノアレグリアスの岩田望騎手は『普通に良い感じで勝てました』と涼しい顔。まさに、相手が悪かったとしか言いようがありません。

ちなみにシリウスSを勝ったカフェファラオは、今夏のジャパンダートダービー(G1)で単勝1.1倍に支持されたほどの逸材。そんな3歳世代のトップホースと同じ舞台で、同じ54kgを背負っての結果ですから、ハギノアレグリアスが世代トップクラスの力を秘めていることは、ほぼ間違いないでしょう。今回でようやくオープンに上がったばかりですが、重賞勝利は時間の問題かもしれません」(競馬記者)

 ハギノアレグリアスを管理する松田国英調教師は来年2月に勇退を控えているが、厩舎には師が平松さとし氏のインタビューに「タイムフライヤーの2頭出しで、最後にひと花咲かせたい」と期待を寄せるダートの大物ハギノリュクスがいることでも有名だ。

 そんなハギノリュクスは現在1勝クラスを勝って連勝中だが、同じ3歳のハギノアレグリアスが3連勝で一足早くオープン入り。松田国調教師にとって最後のG1となる来年のフェブラリーSには2頭ではなく、3頭で挑むことになるかもしれない――。

 今回のハギノアレグリアスの勝利は、そんな期待を抱かせるほどのインパクトだった。

JRA松田国英厩舎「最後の大物3歳」が3連勝でオープン入り! 2着小牧太「完璧だったけど、相手が悪かった」もう1頭の“アレグリア”が規格外の走りのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  2. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  3. JRA“6億円馬”ディナシー「セレクトセール最高落札馬は走らない」負の格言代表的存在が繁殖牝馬セールへ
  4. 成績低下のM.デムーロ、三浦皇成に「不穏」な噂…腕だけなく馬質も重要な騎手業、彼らが不満を隠せなかった「決定的な理由」とは
  5. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  6. 天才・武豊と帝王・岡部幸雄の意地がぶつかり合った「天と地」の決戦。天皇賞・春(G1)に25年の時を経て再び訪れた「世紀の対決」
  7. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  8. JRA M.デムーロ「低迷」のきっかけはドウデュースの調教師!? 復権に欠かせないのは失った信頼関係の改善か
  9. サトノアラジンに「鬱」疑惑!? 香港マイル(G1)に挑む日本マイル王の電撃引退の「裏事情」とは
  10. 四位洋文騎手が「トラウマ」嘆く……武豊騎手も不快感を露にした昨年「マイルCS」ディサイファの悲劇