GJ > 競馬ニュース > チャレンジC(G3)展望
NEW

JRA「幻の秋華賞馬」レイパパレが無傷の5連勝で重賞初制覇へ、良血ブラヴァスと一騎打ち【チャレンジC(G3)展望】

【この記事のキーワード】, ,

JRA幻の秋華賞馬レイパパレが無傷の5連勝で重賞初制覇へ、良血ブラヴァスと一騎打ちか【チャレンジC(G3)展望】の画像1

 12月5日には、阪神競馬場でチャレンジカップ(G3)が開催される。

 過去10年のうち、12~16年の5年間は1800m(外回り)のハンデ戦、それ以外の5年間は2000m(内回り)の別定戦で施行されているこのレース。それぞれの3連単平均配当は、1800m時は168万円を超えるが、2000mで開催された5年間では8万9150円と平穏。少頭数が予想される今年もこの傾向通り、人気上位馬で決まる可能性が高そうだ。

 1番人気が予想されるのは「幻の秋華賞馬」と呼ばれるレイパパレ(牝3歳、栗東・高野友和厩舎)だ。ただ、ここであっさり負けるようなことがあれば、今後そう呼ばれることはないかもしれない。

 3戦3勝で迎えた前走の大原S(3勝クラス)は逃げて、持ったまま完勝した。本来は同日に行われた秋華賞を目指していたが、抽選で除外され、泣く泣く自己条件に回った。しかし、その余裕しゃくしゃくの勝ちっぷりから、もし秋華賞に出走していれば、デアリングタクトと好勝負できただろうという推測から、「幻の秋華賞馬」と呼ばれている。

 ただ、今回は昇級初戦で、距離も初の2000m。牡馬相手の重賞とあって、過剰な人気を集める可能性もあるだろう。いずれにしても真価が問われる一戦になることは間違いない。

 鞍上はデビューから手綱を取る川田将雅騎手。もし秋華賞で抽選を通っていれば、C.ルメール騎手が騎乗する予定だったが除外された。川田騎手としては、一度は失いかけたお手馬でデビュー5連勝を狙う。

 ブラヴァス(牡4歳、栗東・ 友道康夫厩舎)は、G1・2勝の名牝ヴィルシーナの初仔として、デビューから常に注目されてきた。4歳を迎えて、ようやく本格化。3度目の重賞挑戦となった前走の新潟記念(G3)で、見事差し切り、重賞初勝利を収めた。

 デビューから12戦して掲示板を外したのは、8着に敗れた若駒S(L)だけ。それ以外のレースでは常に上位争いを演じてきた。9月以来の実戦となるが、これまで3か月以上の休み明けは3戦3勝と鉄砲が利くタイプで心配は無用だ。

 鞍上を務める福永祐一騎手は前走後、「まだ体が前と後ろで噛み合っていない感じ」と課題を挙げつつも、「伸びしろがあると思いますし、楽しみです」と、まだ成長途上であることを強調。重賞2連勝を飾り、母と同じスター街道を歩めるか。

 デビューからの11戦はすべて4着以内という、こちらも堅実さが売りのヒンドゥタイムズ(牡4歳、栗東・斉藤崇史厩舎)。今回の舞台となる阪神2000mは「2-1-0-0」と好相性を誇る。

 今年3月の但馬S(3勝クラス)では、ブラヴァスとクビ差の接戦を演じた。オープン入り後は2走とも4着に敗れているが、初コンビの武豊騎手は新味を引き出すことはできるか。

JRA「幻の秋華賞馬」レイパパレが無傷の5連勝で重賞初制覇へ、良血ブラヴァスと一騎打ち【チャレンジC(G3)展望】のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  2. 【天皇賞・春(G1)】武豊×ドウデュースの復活勝利も霞むC.ルメールの神騎乗! 「死枠」克服を完璧に読み切った古馬王道路線の鬼が降臨
  3. JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
  4. 【天皇賞・春】春G1「勝利の方程式」がまたまた出現!14番テーオーロイヤルに“やり過ぎ感”…思い出したい「待て、あわてるな、これは孔明の罠だ」の声
  5. 【天皇賞・春】横山典弘「前ポツン」にファンは狂喜乱舞? 20年前の逃亡劇再現あるか……マテンロウレオ陣営も不気味なコメント
  6. 【青葉賞】実力派中堅が「88連敗中」の不思議…越えておきたいG2の壁、「スランプ突入」木村哲也厩舎の救世主となれるか
  7. C.ルメール「ダービーは絶対大丈夫」復帰いよいよ秒読み! ドウデュース武豊と同じく騎乗数セーブ予想も…春G1で復活インタビューとなるか
  8. UAE競馬史上「最強」のジョッキーが短期免許で日本初参戦! ステレンボッシュ、シックスペンスの名門も「いい馬を用意している」
  9. 【青葉賞(G2)予想】データも後押しシュガークンの可能性にかけて勝負!キタサンブラック弟を頭に流す
  10. “ルメール依存症”が日本ダービーにも影響?春のG1シーズンで思わぬ誤算…「28連敗」の敏腕トレーナーに試練のトライアル