GJ > 競馬ニュース > カフェファラオ敗戦ならあの「プラン」再浮上!?
NEW

JRAチャンピオンズC(G1)カフェファラオ敗戦ならあの「プラン」再浮上!? 「過剰人気」の可能性、堀調教師から「弱気発言」も……

JRAチャンピオンズC(G1)カフェファラオ敗戦ならあの「プラン」再浮上!? 「過剰人気」の可能性、堀調教師から「弱気発言」も……の画像1
カフェファラオ JBISサーチより

 6日には、中京競馬場でダート王決定戦のチャンピオンズC(G1)が開催される。レースを前に3日には枠順が発表され、上位人気が予想される2頭が明暗を分ける形となった。

 1番人気が確実視されるクリソベリルは8枠15番。一方、2番人気が濃厚のカフェファラオ(牡3歳、美浦・堀宣行厩舎)は4枠7番に収まった。外枠が圧倒的に不利といわれる中京1800mで、クリソベリルが大外枠に入ったことで、カフェファラオに逆転の目が出てきたと見るファンも少なくないだろう。

「カフェファラオは未知の魅力にあふれています。5戦のキャリアで負けたのは1度だけ。デビューからの勝ちっぷりは圧巻でしたからね。初黒星後、試金石といわれた前走(シリウスS、G3)は一発回答で古馬を撃破しました。ただし、その前走はレースレベルとメンバーレベルの両方に疑問符が投げかけられています。

シリウスSの勝ち時計は1分57秒8でしたが、これは翌日に行われた白川郷S(3勝クラス)より1秒5も遅いものでした。そのレースを勝ったハギノアレグリアスも同じ3歳馬で同じ54kgを背負い、馬場も同じ「良」発表でした。また、2着に破ったサクラアリュールは、次走のJBCクラシック(G1)でいいところなく8着に敗れています。カフェファラオとしては、ある意味で『底を見せた』一戦だったのかもしれません」(競馬誌ライター)

 さらに不安をあおるのが最終追い切り後の堀調教師のコメントだ。今回の相手関係について聞かれた堀調教師は、「カフェファラオは非常に能力のある馬ですが、経験の少ない馬ですから、全てが上手くいって初めて戦えるかなと思います」と控えめというよりは、かなり弱気ともとれる発言をしている。

 今回の斤量は、ハンデ戦だった前走から2kg増え56kg。クリソベリルとは1kgしか違わない。本当の意味で古馬の“一線級”と対戦するのは今回が初めて。これはマイルCS(G1)に2番人気で臨み、5着に沈んだ同厩のサリオスと重なる部分もある。

 ただし、カフェファラオがもしここで負けたとしても、悲観することはないだろう。2か月半後には圧勝したユニコーンSと同じコースのフェブラリーS(G1)が待っている。さらに、あのプランが再浮上する可能性も残されている。

 今年はコロナ禍のため、日本からの出走馬は少ないが、香港国際競走が13日に開催される。それに先立ち、10月下旬に発表された香港C(芝2000m)にカフェファラオが登録されていたことが話題になった。

 デビューから5戦続けてダートで使われてきたカフェファラオ。芝での走りはもちろん未知数だが、「活躍の場はダートに限らないのでは」という声も少なくない。たとえば、『血統ビーム』で知られる亀谷敬正氏は、自身のYouTubeチャンネルで「(カフェファラオの父)アメリカンファラオからは、日本でも芝で強い馬も出ていて、(チャンピオンズCの)メンバーの中では芝指向が強い血統」と芝への適性を示唆している。

 実際に、アメリカンファラオ産駒は国内外の芝レースでも結果を出しており、むしろ芝で高いパフォーマンスを見せる産駒もいるほどだ。

JRAチャンピオンズC(G1)カフェファラオ敗戦ならあの「プラン」再浮上!? 「過剰人気」の可能性、堀調教師から「弱気発言」も……のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  2. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  3. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  4. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  5. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  6. 「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
  7. 【NHKマイルC(G1)予想】ジャンタルマンタルは皐月賞の反動があるとみて消し! 出走唯一の連勝馬に着目
  8. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  9. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  10. 横山典弘「27年ぶり」ドバイ決戦へ。「自分の命と引き換えに僕を守ってくれた」盟友ホクトベガの死で止まった時間…今度こそ無事完走を