
JRAモズスーパーフレア「好走」「凡走」の運命はレース2日前に判明!? シルクロードS(G3)快速牝馬の好走条件とは……
31日には、中京競馬場でシルクロードS(G3)が行われる。高松宮記念(G1)につながる電撃の6ハロン戦を制するのは果たしてどの馬か。
27日現在、『netkeiba.com』の予想オッズで1番人気の支持を集めているのが現役屈指のスピードを誇るモズスーパーフレア(牝6歳、栗東・音無秀孝厩舎)だ。
これまでの通算成績は、前走のJBCスプリント(G1)も合わせて「7-3-1-12」。逃げ馬らしく、2~3着が少なく、嵌れば強いが、負ける時はあっさりという極端な成績を残している。
今回は差し、追い込み馬が多く、他にスプリント戦で逃げるスピードを持っているのはセイウンコウセイくらいだが、すでに8歳。モズスーパーフレアのダッシュ力とメンバー構成から、今回はマイペースの逃げを打てるだろう。
モズスーパーフレアにとってどれだけ気分良く逃げられるかは非常に重要な要素である。しかし、それ以上に重要なのが29日(金)に発表される枠順だろう。
通常の考え方では、逃げ馬は距離ロスが少ない内枠が望ましい。ところが、モズスーパーフレアに限っては、それとは逆に真ん中から外枠時の方が好走率は高い。
【モズスーパーフレア、枠順別通算成績】
1~3枠 「0-0-0-5」
4~8枠 「7-3-1-7」
上記の通り、3枠から内に入った時は5戦全て着外に敗れている。また、7勝中6勝が6~8枠という外枠の時である。
春秋スプリント制覇を狙った2走前のスプリンターズS(G1)。モズスーパーフレアが引き当てた枠は、通常の逃げ馬なら“絶好”の1枠2番だった。しかし、スタート後、外からビアンフェに執拗に絡まれ、直線で失速。2番人気を裏切り、10着に沈んだ。
モズスーパーフレアとしては、外目の枠からライバル馬(逃げ馬)を交わしていく形が理想なのだろう。スプリンターズSではビアンフェに外から突っつかれるという最も避けたい展開になってしまった。
そして、もう一つモズスーパーフレアにとって重要なのは、ゲート入りが早すぎないことだ。
【モズスーパーフレア、馬番別通算成績】
偶数馬番 「6-1-1-6」
奇数馬番 「1-2-0-6」
ご覧の通り、全7勝中6勝が後入れの偶数馬番の時だった。スタートが上手く、出遅れの心配がほぼない快速馬ではあるが、やはりゲート内で待たされる時間が少ない偶数馬番の方が気分良く逃げられるのだろう。
モズスーパーフレアが理想の「外目」かつ「偶数馬番」をゲットできれば、おのずと勝利は見えてくる。昨年はクリノガウディーの降着によって手に入れたG1馬の勲章。今年は、前哨戦でそのスピードを見せつけ、連覇を手繰り寄せたい。
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