GJ > 競馬ニュース > アカイトリノムスメ 阪神JFに出走しなかったのは...
NEW

JRAアカイトリノムスメが阪神JF(G1)に出走しなかった衝撃の理由!? 国枝調教師が明かした金子オーナーからの「リクエスト」とは

JRAアカイトリノムスメが阪神JF(G1)に出走しなかった衝撃の理由!? 国枝調教師が明かした金子オーナーからの「リクエスト」とはの画像1

 16日、クイーンC(G3)の勝ち馬アカイトリノムスメ(牝3歳、美浦・国枝栄厩舎)が桜花賞(G1)へ直行することが明らかになった。

 新馬戦こそ7着に敗れたが、未勝利戦を勝ち上がると3連勝で重賞制覇を飾ったアカイトリノムスメ。クイーンCで3着に下したククナは、昨年のアルテミスS(G3)で2歳女王ソダシの2着だったということを考えれば、クラシックに向けて収穫のあるレースだったと言えるだろう。

 父ディープインパクト、母アパパネという金子真人オーナーゆかりの12冠ベビーということで話題となったが、両親の能力をしっかりと引き継いでいるようだ。ちなみにアパパネはハワイに生息するアカハワイミツスイの英語名が名前の由来。その娘のため、アカイトリノムスメというわけだ。

 新馬戦を敗れてから2連勝で赤松賞を制したのはアパパネと同じ。さらに、赤松賞の勝ち時計は1分34秒5で偶然にも同じだった。牝馬3冠を達成した母と同じ道を歩んできたが、4走目は母仔で違うレースに出走した。

 アパパネは阪神JF(G1)、アカイトリノムスメはクイーンCをそれぞれ優勝している。ただ、どちらも管理するのが国枝調教師であれば、同じローテーションで使って欲しかったというファンも少なくないだろう。

 そんな疑問の舞台裏が明らかになった。なぜアカイトリノムスメが阪神JFへ向かわなかったかについて、平松さとし氏のコラムで国枝調教師のコメントが掲載されている。

 国枝厩舎のトレードマークであるシャドーロールをアカイトリノムスメがつけていない理由などの興味深い話が盛りだくさんのため、詳細についてはぜひ本記事をご確認いただきたい。

「アカイトリノムスメに関して金子オーナーから何か注文はないのか」という問いに対して、国枝調教師は「阪神JFは同じ金子さんのソダシがいるから使わないでほしいと言われたけど、とりあえずそれくらいですね」と話している。

 過去には01年の安田記念(G1)を制したブラックホーク、07年のNHKマイルC(G1)を制したピンクカメオは金子オーナーの要望で出走したというエピソードもあり、さすがに逆らえなかったのかもしれない。

 ただ、「間隔が詰まるのでいずれにしろそこを使う気はなかった」と国枝調教師は語っており、偶然にもオーナーの意向と陣営の思惑が一致したのが真相のようだ。

 ソダシも父クロフネ、母ブチコと金子オーナーゆかりの血統馬。2歳G1でアカイトリノムスメとの対決を避けたいというのが親心だったのかもしれない。

 だが、桜花賞では2頭が激突することになる。アーモンドアイという看板を失った国枝厩舎にとって、アカイトリノムスメは厩舎の未来を背負う期待馬。遠慮なくソダシに真っ向勝負を挑むことになるだろう。

 果たして、金子オーナーが所有する白毛馬と“赤い鳥の娘”による紅白対決はどちらに軍配が上がるだろうか。

JRAアカイトリノムスメが阪神JF(G1)に出走しなかった衝撃の理由!? 国枝調教師が明かした金子オーナーからの「リクエスト」とはのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 母の全兄は「G1優勝」の現役種牡馬! 新進気鋭のオーナーがJRA新馬戦初V
  2. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  3. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  4. JRA“6億円馬”ディナシー「セレクトセール最高落札馬は走らない」負の格言代表的存在が繁殖牝馬セールへ
  5. JRA有馬記念(G1)「伝説の逃走劇」はキタサンブラックでも、ダイワスカーレットでもなく、あの馬!? 前走4馬身圧勝から狙うレジェンドの再現
  6. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  7. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  8. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  9. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  10. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬