パチンコ「身を亡ぼす愚行」!?「アノ有名人」は“禁断の封筒”に手を…美しき「崖っぷち勝負」とは

　人生の中で皆さんも色々な「出会い」を体験しているかと思います。パチンコもその一つでしょう。

　初めてパチンコ屋さんに入店した時の緊張と興奮が織り交ざった何とも言えない気持ちは、今でも覚えております。右も左も分からずに、職場の先輩から「これを打ってみな」と促された『海物語』。これが私のパチンコとの出会いでした。

　すると、僅か千円で大当り。そこから連チャンが止まらずに2万発近い出玉を獲得したのです。典型的なビギナーズラックを発揮した私は、これを機にパチンコの魅力に取りつかれる事に。「こんなに面白い世界があるのか！」「簡単に勝てるじゃないか！」と高揚したのを今でも覚えております。

　ただ、その後は…。パチンコで勝つことの厳しさを体験する事となったのです。

　これまでのトータル負け額は想像を絶するものでございますが、どれだけ負けても時に訪れる勝利が全てを浄化してくれます。特にお金に余裕がない際の「崖っぷちの勝利」はヒリツキ感が半端ではありません。この過程に美学すら感じてしまうのです。

　私のクズっぷりは以前のコラムでご紹介しておりますが、数千円の生活費をパチンコの軍資金にした経験は一度や二度ではございません。「負けたら地獄」という最悪の結果を都合よく頭から排除して、「勝てばいい」と楽観的になってホールへ特攻。返り討ちに遭うなんて事は日常茶飯事で、もはや“お約束”でございました。

　しかし、このような敗戦があるからこそ勝利が一段と輝くのも事実です。思惑通りの展開となって、野口が幾人もの諭吉へ化けた勝利は格別。何物にも代えがたい幸福と快感が押し寄せてくるのですが…。

　これは身を亡ぼす愚行…。皆さんには健全なパチンコライフを送っていただきたいと願っておりますが、パチンコへの愛が強すぎる人間は私だけではございません。

　有名ライターさん然り、芸能人の中にもハードユーザーの方はいらっしゃいます。特に芸人さんには圧倒的な愛を持っている方が多い印象です。

　私の中で最も印象深いのは狩野英孝さんです。彼は根っからのパチンコ好きで、自身の動画チャンネルでも過去のパチスロ話を紹介して話題となっておりました。

　そんな彼が新たな動画『大好きなパチンコを語ります!!』を公開したのをご存じでしょうか。私も拝見させていただきましたが、実に興味深い思い出話を赤裸々に語っております。

　狩野英孝さんが初めて打った台は『CR大工の源さん』。確変を引けば大当りが2回ループする連チャン性の高い仕様で絶大な人気を誇っていたマシンです。この台でビギナーズラックを発揮して3万発もの出玉を獲得したと話しております。

　初めてのパチンコで美味しい思いをしてハマッてしまう。まさに私と同じ道を歩んでいる狩野英孝さんには強い親近感が芽生えておりました。

　特に下積み時代の体験談は必見です。2週間を1万円で過ごさなくてはならない状況で、ホールへ突撃した際のエピソードを紹介しております。本人曰く、“禁断の封筒”を開けて勝負した事もあったようです。おそらく狩野英孝さんもヒリヒリ感を味わっていたのでしょう。

　詳細は是非とも実際にご覧いただきたいですが、動画内では自身がハマったマシンやパチンコ営業の裏話なども楽しむことができます。私としては非常に満足できる内容でした。

（文＝ミリオン銀次）

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