JRA「ここのところの私は…本当にちょっと怖い」あの“逆神“ピン芸人がラジオNIKKEI賞(G3)で万馬券的中報告!
4日、福島競馬場では3歳馬によるハンデ重賞、ラジオNIKKEI賞(G3)が行われ、4番人気ヴァイスメテオールが直線鋭く伸びて重賞初勝利を飾った。
2着に入ったのは11番人気のワールドリバイバル。さらに3着には7番人気ノースブリッジが逃げ粘り、馬連1万1530円、3連単は31万6180円という波乱決着となった。
馬券に絡んだ3頭の中でも、最も取捨が難しかったのは最も人気が低かった11番人気のワールドリバイバルだろう。これまで2度重賞に出走しているが、3月のスプリングS(G2)は6着、前走・皐月賞(G1)もエフフォーリアから1秒8差の12着と着外に敗れていた。逃げ馬のワールドリバイバルにとって同脚質の馬がそろった一戦で、苦戦は免れそうもなかった。
しかし、そんなワールドリバイバルに自信の「◎」を打っていたのが『ウイニング競馬』(テレビ東京系)に出演中のピン芸人・キャプテン渡辺だ。
レース前夜には、自身のYouTubeチャンネル『キャプテン渡辺 くず競馬チャンネル』で生配信を行い、ワールドリバイバルに重い印を打った理由を語っていた。
「ワールドリバイバルに関しては、皐月賞でも本命にしたほどの(馬)。スプリングSは番手の馬に(道中)一回抜かれて、もう一回抜き返して、それでも直線ぎりぎりまで見せ場たっぷりだった。急坂がある中山より、(直線)平坦の福島の方が絶対いいと思う」
キャプテン渡辺がワールドリバイバルを本命視した理由は主に2つ。皐月賞で「◎」を打った馬を軽く見るわけにはいかないというのが1つ。そして、もう1つが、スプリングSのレース内容だった。
「キャプテンは動画内で、枠の並びからワールドリバイバルがハナを切る可能性が高いと読んでいたようです。展開は読み通りにはなりませんでしたが、一度狙った馬を狙い続けるという競馬のセオリーを見事に実践。それが功を奏しました。
動画では買い目も発表。ワールドリバイバルの単勝とヴァイスメテオールとボーデンへの馬連とワイドを購入していたようです」(競馬誌ライター)
惜しくも単勝は的中とならなかったが、ヴァイスメテオールとの馬連とワイドをダブル的中。レース後には、早速YouTubeチャンネルに動画をアップし、喜びの報告を行っていた。
『万馬券大的中!本命の11番人気激走!ラジオNIKKEI賞的中報告!』と題した動画がアップされると、YouTubeのコメント欄は「キャプテンありがとう!」、「キャプテンのおかげで万馬券獲れました!」といった祝福コメントが溢れ返った。
「キャプテンがYouTubeを開設したのが5月下旬。それ以来、予想が絶好調で、日本ダービー(G1)で本命ステラヴェローチェからのワイドを的中。すると函館SS(G3)のビアンフェ、ユニコーンS(G3)のスマッシャーなど勝ち馬を本命に挙げ、馬券もしっかり当てています。
かつては穴狙いで予想を外しまくり、一部のファンから『逆神』呼ばわりされたこともありました。ですが今となっては、『逆に神』ではないでしょうか(笑)」(同)
キャプテン渡辺はレース直後にTwitterも更新。「ここのところの私は… 本当にちょっと怖いですね…」とツイート。自身が恐れるほど冴えわたる予想から今後も目が離せない。(文=中川大河)
<著者プロフィール>
競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。
PICK UP
Ranking
23:30更新- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
関連記事
JRA「超弩級」の大外分回しで1番人気ボーデン6着轟沈……「申し訳ないです」キャリア初重賞1番人気の代役・武藤雅に「川田なら……」の声
JRA武豊&シャフリヤールの甥がまくり一閃デビュー戦V! ノーステッキ完勝に「いい誤算でした」2年目種牡馬モーリス最高傑作の期待
JRAユーバーレーベンに続けるか!? ウインピクシス大楽勝のデビュー勝ち、ゴールドシップ産駒に2年連続クラシック候補登場の予感
JRA【プロキオンS(G3)展望】帝王賞(G1)で“激走”ノンコノユメと同じ「9歳セン馬」ウェスタールンドが中心!復調の兆しワイドファラオ福永祐一にもチャンスあり
JRA【七夕賞(G3)展望】“福島の鬼”対決再び!「連覇」狙うクレッシェンドラヴVS「昨年3着」ヴァンケドミンゴ! 岩田康誠ショウナンバルディも虎視眈々