
JRA【七夕賞(G3)展望】“福島の鬼”対決再び!「連覇」狙うクレッシェンドラヴVS「昨年3着」ヴァンケドミンゴ! 岩田康誠ショウナンバルディも虎視眈々
11日、福島競馬場では七夕賞(G3)が行われる。過去3年の三連単配当はすべて10万円を超え、2018年には250万馬券が飛び出すなど、ハンデ戦らしく波乱傾向が強いレースだ。今年は福島巧者の2頭が出走を予定しているが、他馬に付け入る隙はあるのだろうか。
今年で3年連続参戦となるクレッシェンドラヴ(牡7歳、美浦・林徹厩舎)。2年前は2着、そして昨年はトップハンデを背負って見事な差し切り勝ちを収めた。
福島では通算「2-3-0-0」と全て連対しており、まさに福島の鬼。近3走は、ジャパンC(13着)、有馬記念(8着)、大阪杯(11着)と全てG1で強豪相手に後塵を拝しているが、相手関係が一気に楽になる今回は断然の主役候補とみていいだろう。
大阪杯から一息入れての参戦となるが、昨年は半年ぶりで勝利しており、久々はマイナスにはならなそう。1週前追い切りは、美浦南Wを単走で6ハロン80秒2-ラスト12秒3と好タイムを出し、態勢は整っている。
7歳(以上の)馬は過去20年で2勝(06年メイショウカイドウ、18年メドウラーク)とやや苦戦しているが、連覇の可能性はかなり高そうだ。
同じく福島巧者のヴァンケドミンゴ(牡5歳、栗東・藤岡健一厩舎)にも注目が集まる。
前走は福島民報杯(L)で、4秒2差の13着に敗れたが、これは新潟開催だった。通算「4-1-1-0」で、全4勝を挙げている福島なら巻き返しは必然だ。
昨年はクレッシェンドラヴと0秒3差の3着も、54kgの軽ハンデが大きかった。昨年は3kgあった2頭のハンデ差が、今年はおそらく1~2kgに縮まるはず。2度目となる福島巧者同士の対決はどちらに軍配が上がるか。
“2強”の一角を崩すならショウナンバルディ(牡5歳、栗東・松下武士厩舎)か。
こちらは同じローカルでも中京巧者。福島は昨年7月の阿武隈S(3勝クラス)に1度だけ出走し、2番人気に支持されるも13着に敗れている。
今年は中山金杯(G3)から3戦連続2桁着順という不調に喘いでいたが、中京での近2走は3着、2着と息を吹き返している。調子を取り戻しての好走なのか、それとも単に中京が得意なだけなのか、この一戦で判断できそうだ。鞍上はコンビ2勝の岩田康誠騎手が騎乗を予定している。
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