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パチスロ「万枚」という言葉を世に知らしめた名機…【レトロパチスロ『ウルトラマン倶楽部3』】

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 今回の主役は、サミーの4号機『ウルトラマン倶楽部3』。通称『マンクラ』と呼ばれております有名な機種です。

 その年に業界初のCT(チャレンジタイム)搭載機が登場しましたがイマいちパッとしない中で、鮮烈なデビューを果たした本機。CT機を定着させると共に、その設定6のポテンシャルの高さから万枚製造機とまで呼ばれ「万枚」という言葉が定着していくきっかけとなったマシンであります。

 パチスロ4号機におけるCT機とは特定リールがボーナスとリプレイ以外は無制御状態となり、狙った箇所で止まる事から小役の獲得が容易になります。

 規定上は最大201枚以上の獲得か最長150Gまで継続、その間に小役を獲得しつつボーナスを待つというゲーム性。なので5号機のノーマルタイプに搭載されているCTとは大きく性質が異なります。

 ボーナスは2種類のビッグボーナス(赤7BB=CT付き:青7BB=CTなし)のみで、その確率は設定1:1/256~設定6:1/143。機械割は設定1:94.4%~設定6:118.6%です。

 しかし実際の設定6の機械割は発表値を大きく上回る「140%OVER」とも言われ、その破格の設定6はエクストラモードとまで呼ばれました。それ故に万枚が狙いやすかったのですね。

 そのハイスペックマシンの流れは爆裂AT機、大量獲得機へと続き、結局4号機は終焉へと向かうのですが、ある意味その《終わりの始まり》のきっかけとなった台とも言えるかもしれません。

 もちろんスペックだけでなくゲーム性も非常に素晴らしく、2000種を超える大量リーチ目が搭載されていましたが美麗な出目から複雑なものまで様々でした。7絵柄の並び系や、小役のバルタン星人がポイントだったような気がします。

 CT中はサウンドが停止すれば歓喜の時、ボーナス成立となります。聞こえていたはずの音楽が止まればボーナスというのは実に斬新でした。

 それまでにはなかったものでしたから、非常に新鮮でもありました。CT中にサウンドが停止すれば無言で立ち上がり飲み物を買いに行く、そうした人もよく見かけましたね。

 それほど完成度の高かった機種だけに「4号機におけるCT機と言えば?」という問いに対して、その時代を知る者であれば大半の方はこのマンクラか旧アルゼの『アステカ』を挙げる事でしょう。正に双璧を成すといったところでしょうか。

 それまでは裏モノばかり打っていた私も、徐々に『こちら側』の台にシフトしていったものでした。

 規制強化により裏モノ自体が徐々に減っていったのが大きな理由でもありましたが、ノーマルだったマンクラで負けた負債を取り戻すため、一発逆転狙いで最後に裏モノを少し打つというのがお決まりのパターンでしたね。

 残念ながら設定6と思わしき台に巡り会えた事はなく、特別に良い思いをした記憶もありません。しかし、不思議と悪い印象はない…そんなマシンでした。

 残念ながら『ウルトラマン倶楽部ST』という機種が2005年にリリースされて以降は続編が出ていませんの。そろそろ…どうでしょうか?

(文=電撃しらっち)
<著者プロフィール>
業界歴30年。遊技機販売業など様々な業種を経験し、現在はライターとしての活動にも力を入れている。レトロパチンコ・パチスロの実戦記事や、業界関係者への取材記事も担当。羽根モノや一発台を特集するなど、オールドファンにも響く内容も積極的に作成している。

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