
JRA「早く止めたい!」岩田望来は何故、重賞で勝てないのか。昨夏「焦りはない」から約半年、現在93連敗中…

26日、『netkeiba.com』の人気対談企画『競馬対談with佑』が更新され、先週から引き続き岩田望来騎手が登場。ホスト役の藤岡佑介騎手と興味深いジョッキー対談を繰り広げた。
詳細はぜひ本対談をご覧いただきたいが、岩田望騎手が思わず「ちょっと焦ります」と話したのが、未だ重賞を勝てていない状況についてだ。
デビュー3年目となった昨年は88勝を挙げ、リーディングでも6位と早くもトップジョッキーの仲間入りを果たした感のある岩田望騎手。関東の若手を牽引するのが、昨年大ブレイクした横山武史騎手なら、関西の若手の筆頭はこの若武者に違いない。
しかし、その一方で何故かデビューから重賞勝利には縁がない。
初勝利こそ時間がかかったが、重賞初騎乗はデビューから約3か月後のCBC賞(G3)と、同期の中でも順調な滑り出しを見せていた岩田望騎手。しかし、そこから足掛け約3年、現在の重賞連敗は93まで伸びてしまっている。そこは本人も「早く止めたいです!」と気にしているようだ。
「対談の中で、本人は『(重賞では)丁寧に乗りすぎてしまうところがあるかも』と話していますが、正直、岩田望騎手が重賞を勝っていないことは、記者の間でも時々話題になっています。若手の中でも頭一つ抜けた騎手であることは成績を見ても明らかですし、昨年は同じ若手の注目株・横山武騎手がバンバン大きなレースを勝ちましたから、余計に岩田望騎手が勝てないことがクローズアップされていた感があります。
本人も(重賞連敗を)言われ始めの頃は気にしていない様子でしたが、斎藤新騎手や団野大成騎手、菅原明良騎手、亀田温心騎手といった同期が次々と重賞を勝つ中で、ここまで続くと気になって当然でしょうね」(競馬記者)
実際に、昨年の7月の七夕賞(G3)に挑む際は『スポニチ』の取材に「同期が重賞を勝っていますが、焦りはない」と話していた岩田望騎手。マウントゴールドに騎乗した福島重賞初挑戦は11番人気を4着に持ってくる好騎乗だったが、あれから半年経って、未だ重賞に手が届かないことを誰が予想できただろうか。
そこに加えて、今年は年明けから斎藤新騎手が中山金杯(G3)で重賞2勝目をゲット。さらに2週後の京成杯(G3)で今度は菅原明騎手が重賞勝ちを決めれば、同期の岩田望騎手に焦りが生じるのも当然だろう。
「重賞、勝ちたいです。連敗記録ばかりが伸びてしまって……」
『競馬対談with佑』でそう本音を漏らしていた岩田望騎手。スリーグランドとのコンビで挑む30日の根岸S(G3)で、今度こそ連敗記録を止めたいところだ。
(文=大村克之)
<著者プロフィール>
稀代の逃亡者サイレンススズカに感銘を受け、競馬の世界にのめり込む。武豊騎手の逃げ馬がいれば、人気度外視で馬券購入。好きな馬は当然キタサンブラック、エイシンヒカリ、渋いところでトウケイヘイロー。週末36レース参加の皆勤賞を続けてきたが、最近は「ウマ娘」に入れ込んで失速気味の編集部所属ライター。
PICK UP
Ranking
17:30更新「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声
【NHKマイルC(G1)予想】ジャンタルマンタルは皐月賞の反動があるとみて消し! 出走唯一の連勝馬に着目
横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 「関東の問題児」がバチバチの叩き合いで痛恨の騎乗停止…被害馬の騎手からもクレーム? 降着の裁決に「迷惑をかけてしまい申し訳ない気持ち」
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA「一寸先は闇」のような勢力図の激変…注目集めた若手同期の明と暗、あの「お騒がせ騎手」が佐々木大輔に続くブレイク?
- セイウンハーデスにも襲い掛かった「不治の病」…“奇跡の復活”カネヒキリ以来の伝説に挑む
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
関連記事
JRAルヴァンスレーヴ「元ライバル」が遂に本格化の兆し!? 「絶好調」オーナーの勢い便乗で目指すは人馬初の重賞制覇
JRA武豊「神騎乗」大絶賛から面目丸潰れ!? チャンス奪われた岩田望来は重賞「100連敗」カウントダウンの危機
JRA 「超良血」ワールドプレミアの妹が“ジンクス”断ち切る新馬勝ち!? 期待のロードカナロア産駒にまつわる一族の「負の傾向」
JRA横山武史「関西大物厩舎」急接近で岩田望来大ピンチ!? 一昨年0、昨年1鞍のはずが年明け中山金杯(G3)から大攻勢
元JRA藤田伸二氏「何しとんねん!」大本命・武豊潰した岩田望来の”不可解騎乗”に激怒……ハイペース演出で玉砕【年末GJ人気記事ぶった斬り!】