
JRA【弥生賞(G2)展望】打倒武豊&ドウデュースへ異例の豪華メンバー集結! 秋の凱旋門賞を目指す2歳王者が貫録を示すか

3月6日(日)、中山競馬場では弥生賞ディープインパクト記念(G2)が行われる。
昨年はG1馬のダノンザキッドが1番人気に支持されたが、伏兵タイトルホルダーが逃げ切り勝ち。同馬はその後、皐月賞(G1)2着を経て、秋には菊花賞(G1)で大輪の花を咲かせた。
今年主役を務めるのは、もちろんこの馬だ。3連勝で朝日杯フューチュリティS(G1)を制し、これが今年の始動戦となるドウデュース(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎)である。
鞍上はもちろん武豊騎手。弥生賞ではダンスインザダーク、スペシャルウィーク、ディープインパクト、アドマイヤムーンなど後のG1馬とコンビを組み、通算8勝を誇る。
前走を改めて振り返っておこう。人気を集めたのはセリフォスとジオグリフの2頭だった。朝日杯FS初制覇を期待された武騎手とドウデュースは、少し離された3番人気という評価だった。
道中は折り合いを重視。中団でじっくり構えて直線外に持ち出すと、ゴール前測ったようにセリフォスを差し切った。デビューから2戦続けて1800mを走っていたが、初の距離短縮も難なくこなし、着差(半馬身)以上に強い内容での完勝だった。
オーナーのキーファーズは、これが嬉しい国内のG1初制覇。レース後、松島正昭代表からは「武くんで勝ったというのが、何と言ってもうれしい」と満面の笑みを見せた。
そして、年が明けた1月には、友道調教師が『netkeiba.com』のインタビュー記事『今週のface』にて「先日、オーナーから『ドウデュースで凱旋門賞を目指したい』と言っていただき、『はい、ぜひ行きましょう』とお答えしました」と壮大なプランを披露。
「そのためには今春、いい競馬をして楽しみを持って渡仏したいですね」と、続けた。
今月9日に栗東に帰厩後は、徐々にピッチを上げている。2週前追い切りでは併せた同じ3歳馬のセレシオンにクビ差遅れたが、1週前追い切りで同馬に1馬身、古馬オープンクラスのジュンライトボルトには4馬身先着を果たした。
友道調教師も「やっぱり動きますね。フットワークがより大きくなりました」と、さらなる成長を感じ取った様子。オーナー、そして武騎手にとって夢の舞台へ向けて、前哨戦で負けるわけにはいかない。

打倒ドウデュースの筆頭が3戦2勝のマテンロウレオ(牡3歳、栗東・昆貢厩舎)だ。
昨年10月の新馬戦を勝利すると、1戦1勝の身でホープフルS(G1)に果敢に挑戦。9番人気という評価に甘んじたが、中団後方から差し脚を伸ばして6着に健闘した。
前走のきさらぎ賞(G3)は、2番人気に支持されると、最後の直線で良血馬ダンテスヴューとの激しい叩き合いをハナ差で制し重賞初制覇と勢いに乗っている。
昆師はレース後、「前走(ホープフルS)から日数が経っていないので、馬がやる気になっていました。今日の調子でホープフルSに行っていればいい勝負になったと思います」とコメント。師の言葉通りなら、詰めて使った方がいいタイプなのは間違いないだろう。
今回はドウデュースという強敵が立ちはだかるが「寺田(千代乃)オーナーの馬でまだG1を勝てていないので、プレゼントしたい」という昆師。有言実行のためにも、ここで無様な姿は見せられない。
前走・若駒S(L)を勝利したリューベック(牡3歳、栗東・須貝尚介厩舎)も怖い存在だ。
昨夏の函館で行われた新馬戦を逃げて快勝。続く札幌2歳S(G3)はスタート今一つで先手を取れず、好位3番手を進んだが直線伸びず1秒4差の6着に敗れた。
間隔を空けて臨んだ前走は、素質馬リアドとグランディアに次ぐ3番人気だった。序盤は2番手に控えたが、2角手前で早め先頭に立つ積極策を見せると、デビュー戦に続く逃げ切り勝利を収めた。今回の鞍上は前走に引き続き池添謙一騎手が務める。
末脚自慢のジャスティンロック(牡3歳、栗東・吉岡辰弥厩舎)とインダストリア(牡3歳、美浦・宮田敬介厩舎)にも要注目だ。
ともにデビューから3戦連続で上がり最速をマークしているように、切れる脚の持ち主。前者は前走・京都2歳S(G3)を後方追走から早めに押し上げていき、最後は先行した2頭との競り合いを制した。今回は関東への初輸送がカギとなりそうだ。
後者はデビュー2戦目の未勝利戦を勝ち上がり、前走・ジュニアC(L)は2馬身半差の完勝。こちらは、初の2000m戦を克服できるかどうかだろう。
この他には、アイビーS(L)でドウデュースと0秒1差の3着に好走したアスクビクターモア(牡3歳、美浦・田村康仁厩舎)、ホープフルSの3着馬のラーグルフ(牡3歳、美浦・宗像義忠厩舎)、京成杯(G3)2着のロジハービン(牡3歳、美浦・国枝栄厩舎)の関東勢も侮れない。
一本被りの人気が予想されるドウデュースだが、メンバーはここ数年でも屈指。前哨戦だからと見くびるようなことがあれば、足をすくわれる可能性も考えられる。3着までの馬に皐月賞の優先出走権が与えられるこの一戦。発走は3月6日15時45分を予定している。
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