パチンコ店「数千人」が並ぶ過熱っぷりでカーニバル状態!?

パチンコ店開店前の行列を特集

　ひと昔前とは違い、現在のパチンコ店では整列して入場するのが当たり前です。整理券を配布して入場したり、入場するために抽選をして再入場するパターンも存在します。全てのお客様に対して、公平なサービスでなければならないからです。

　先日は、整理券配布前のパチンコ店の入場について書きました。当時は整理券整列という概念はなく、開店時間前に入口で待っていて開いたらなだれ込むような感じだったのです。その入場の勢いが恐ろしく、ドアを壊して店内をメチャクチャにしてしまったのでした。

　近年ではそこまでの被害はないと思われますが、相変わらず整列しての入場の状況は変わりません。行列の長さは、時と場合によっては相当な長さになることもありますが、それは「そのお店に対する期待度と人気のバロメーター」になります。

　今回はパチンコ店の行列に関するエピソードなどをまとめました。

総台数の10倍「6,000人」のユーザーが！

　私がパチンコ店の整列で印象に残っているのが、アニメや萌え系機種を中心に設置している都内の某パチンコ店（I店）です。総台数は約600台で、低貸しレートがない強気なパチンコ店です。

　そんなI店は、パチンコ業界や店舗の役職者の方々が調べる全国データでも名が上がる高稼動店です。平日でも、同地区の数店舗より繁盛していると言えるでしょう。

　そんな人気のパチンコ店の行列は、年に数回ほどパチンコ界隈のトピックにも取り上げられることがあります。

　私が知る限りでは、6月6日や11月11日など「ゾロ目」の月日が最も多かったと存じています。それも店舗総台数の10倍の「約6,000人」の行列です。

　その時は、店舗周辺の街をぐるっと1周以上も列をなしてしまいました。おまけに最寄り駅では、この行列が影響してしまい入場規制まで起きてしまいました。

　この状況はニュースで取り上げられてもおかしくはないのです。それでも騒動や問題が発生したわけではありません。従業員さんの対応や手際も良く、入場抽選やその後の入場もスムーズに行なわれたそうです。

　今度は、私の実体験によるものです。地方郊外にあるパチンコ店で、台数は先程のI店と同じ規模の約600台。ちょうどグランドオープン期間を終えた後の、通常営業の土曜日でした。

　開店前の朝9時に入場するための整理券を配布。当時は抽選方式ではなく、先着順で整理券を配って開店前に再整列でした。近隣に競合するパチンコ店もなかったので、かなり賑わっていたのを思い出します。

　そして朝9時に整理券を配布しようと外に出ましたが…予想以上の大反響で問題が起こります。

　整理券を200枚しか作っていなかく、不足となってしまったのです。行列は作っていた数よりも多く、今度は総台数分をやむを得ず手書きで作成しました。実際はその数でも間に合わず、結局は800枚近くを合わせて整理券を発行することになったのです。

　店舗の壁に沿って整列してもらったのですが、その行列は店舗を3周半ぐるっと並んでいる異様な光景でした。当然ながら、すでに朝10時の開店から満台状態。当時は箱の上げ下ろしスタイルであり、呼び出しランプはカーニバル状態でした。今でも、あまり思い出したくはない出来事です。

　今回はパチンコ店の行列に関するエピソードを紹介しましたが、個人的には良いイメージがありません。「何かズルとしよう」とか「ルールを守らない」とか、とにかくネガティブなことばかりだからです。

　後者の時も時間前に整理券を配ることを催促されたり、割り込みや順番確保などのトラブルなどがありました。並ぶ際には、きちんとルールを守っていただきたいものです。