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【札幌2歳S(G3)展望】ブラストワンピース全弟など三つ巴!特注穴馬はゴールドシップの牝駒!?

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 9月3日、札幌競馬場では未来のスター候補生が集う札幌2歳S(G3)が行われる。過去2年の勝ち馬(20年ソダシ、21年ジオグリフ)は、いずれも翌春のクラシックを制覇している縁起のいいレースだ。早速展望していこう。

 今年の札幌2歳Sはデビュー戦で素質の高さをうかがわせた3頭の1戦1勝馬が中心か。まず名前を挙げたいのがブラストウェーブ(牡2歳、美浦・大竹正博厩舎)だ。

 7月の函館2歳新馬(芝1800m)で単勝1.3倍に推されたブラストワンピースの全弟は、道中2番手の好位を追走。直線手前で先頭に立つと、そのまま押し切って断然人気に応えた。

 2着イッツオンリーユーとはクビ差だったものの、最後まで余力十分で着差以上に強い内容だった。鞍上の横山和生騎手は「4角で踏んでいったときにバラバラになって、ねじが締まりきっていないなという感じでした」と勝負所での手応えがイマイチだったことをそう表現。しかし、「逆を言えば伸びしろがあるということ」と、そんな状況でも勝利を収めたことを褒め、一度叩いた上積みを強調していた。

 2018年有馬記念(G1)を制した兄は、日本ダービー(G1)が2番人気で5着、菊花賞(G1)が1番人気で4着とクラシックでは結果を出せなかった。そんな兄より4か月も早い時期にデビューし、勝ち上がった弟。4年前の兄の雪辱を果たすためにも、まずはここでしっかり賞金を加算しておきたい。鞍上はブラストワンピースの背中も知る川田将雅騎手に乗り替わる予定だ。

 ブラストウェーブと同じく、デビュー戦で課題を残しながらも初陣を飾ったのがシャンドゥレール(牡2歳、美浦・国枝栄厩舎)だ。

 6月25日の東京2歳新馬(芝1800m)で好ダッシュを見せると、最初のコーナーを先頭で通過。道中は2番手に控えたが、直線抜け出すとノーステッキで2着馬に1.3/4馬身差をつけて勝利した。

 鞍上を務めたM.デムーロ騎手はレース後、「めちゃめちゃ強かった」と絶賛する一方、「まだ何も分かっていないのに能力だけで勝ってくれた」と若駒としての幼さが残っていることも明かしていた。

 管理する国枝師も「まだ子供だから周りに迷惑を掛けてしまった。物見をしたりしていて」とコメント。2戦目に向けて、課題解消に努めてきたことは間違いないだろう。

 23日に函館ウッドで行われた1週前追い切り後には「1回使って子どもっぽさは抜けてきた」と国枝師。「いいものを持っているよ」と2戦目を前に改めてポテンシャルの高さを感じている様子だ。2か月の休養を挟んだ2戦目でどんな競馬を見せてくれるか。引き続きデムーロ騎手が手綱を握る。

 6月4日の中京2歳新馬(芝1600m)を勝ち、世代の一番星を飾ったダイヤモンドハンズ(牡2歳、栗東・池江泰寿厩舎)は3か月ぶりの実戦を迎える。

 初戦は好位3~4番手につけ、流れに乗る形。直線を向くと、楽な手応えでメンバー最速タイの上がり3ハロン34秒3をマークして差し切った。

 福永祐一騎手は「距離はもっと長いほうがいいし、良くなるのももっと先」と未完成の状態で勝利した同馬を褒めたたえ、将来性の高さを口にした。そのコメントからも前走から1ハロンの距離延長はプラスか。

 2歳馬のデビューからまもなく3か月。ダイヤモンドハンズの父サトノダイヤモンドは新種牡馬として初戦Vという好スタートを切ったが、実はその後は泥沼の16連敗を喫している。苦戦する父に2勝目となる重賞制覇を届けられるか。鞍上は引き続き福永騎手の予定だ。

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