JRA今村聖奈「来年クラシック」の相棒決まった!? 「この馬と頑張って行けたら」3馬身圧勝デビューもトップ騎手の“強奪”が考え辛い理由

27日、小倉競馬場で行われた5Rの新馬戦は、3番人気のスカパラダイス(牡2歳、栗東・寺島良厩舎)が3馬身差で快勝。鞍上の今村聖奈騎手は、これがJRA通算29勝目となった。
「(減量特典の)4キロ減を生かして積極的な競馬をしてほしい」
戦前に寺島調教師が描いた“注文通り”の競馬だった。9頭立てで行われた芝2000mのレース。今村騎手の「ペースが新馬戦でゆったりとしていて」という言葉通り、前半1000m通過は62.7秒という典型的なスローペースで流れる。
レースはこのまま終盤の切れ味勝負になるかと思われたが、向正面で動いたのが後方にいた今村騎手とスカパラダイスだった。
「この馬の力を発揮するには不完全燃焼になってしまうと思ったので」という言葉通り、外から進出を開始すると一気に先頭へ。そのまま上がり3ハロン最速となる35.3秒の末脚を発揮すると、最後はやや流し気味のゴールだった。
「この時期の2歳の中距離戦は各ジョッキーが折り合いを重視する分、どうしてもスローペースのまま勝負所までペースが上がらないことも多いのですが、その分、今村騎手の積極性が光りました。
このレースだけでなく、最近の今村騎手は全体的に積極的に馬を動かしていく騎乗が目立っています。もちろん早めに動くリスクはあるのですが、今は減量特典(4キロ)があるのでどの馬も簡単には止まりません。彼女もそれをわかって騎乗していますから、上手く嚙み合っている印象です。順調に勝利を積み重ねられている大きな理由の1つだと思います。
レース後には『道中は外を回った』と距離のロスを気にしている様子でしたが、まくったのがコーナーではなく、向正面で早めに動いた分、距離ロスは最小限。続く6Rも勝ちましたし、ホント乗れてますよね」(競馬記者)
ちなみに今村騎手にとって、新馬戦は大差レコード勝ちが話題を呼んだ20日のヤマニンウルスに次いで3勝目。
インパクトという点では歴史的な大差となった先週の方が大きいかもしれないが、今後に向けた「意味」という点では、この日の勝利はことさら大きいかもしれない。
「来年クラシック」の相棒決まった!?
「芝2000mの新馬戦を勝ちましたからね。スカパラダイスが目指すのは当然、来年クラシックということになるはずです。
今村騎手にとって幸いなのは、本馬が師匠の寺島厩舎の所属馬ということ。馬主のトライスターレーシングは新興で、若手から中堅といった様々な騎手にチャンスを与えている傾向ですし、今後は特に発表されていませんが、すぐにトップジョッキーに乗り替わりということは考えにくいと思います。
3番人気だった通り、直前の追い切りでは水準以上の時計を出していましたが、今村騎手も『まだまだ良くなると思う』と話していましたし、まだ緩さのある馬。ここからの上積みも小さくないと感じるだけに、今後が楽しみな馬です」(別の記者)
「これから先も、この馬と頑張って行けたらいいなと思います」
レース後、スカパラダイスとのコンビ継続を希望した今村騎手。来年のクラシックで旋風を巻き起こす若きコンビの登場を楽しみに待ちたい。
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