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JRA【神戸新聞杯(G2)展望】遅れてきたコントレイル弟が日本ダービー5着馬プラダリアら実績組に挑戦状!

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プラダリア 競馬つらつらより

 25日、中京競馬場では菊花賞(G1)の最重要トライアル神戸新聞杯(G2)が芝2200mを舞台に行われる。

 主役を担うのは日本ダービー(G1)で5着に好走したプラダリア(牡3歳、栗東・池添学厩舎)だろう。

 今年1月に中京・芝2000mでデビューしたプラダリア。初戦で2着に敗れると、続く同舞台の2戦目も2着と勝ち上がれなかった。ところが3戦目で2400mに距離を延ばすと馬が一変。2着に7馬身差の快勝で初勝利を飾った。

 4戦目は格上挑戦の青葉賞(G2)。未勝利戦を勝ったばかりだったが、4番人気と高い評価を受けた。レースでは好位3から直線抜け出して優勝。適性を見せつけた。

 3月に初勝利を挙げた「遅れてきた大物」が向かった大一番。中3週で2度目の東上、しかも2戦連続2400mという過酷な条件だったが、皐月賞(G1)組以外では最先着となる5着に入り、G1馬キラーアビリティとジオグリフにも先着した。

 夏を休養に充て、菊花賞を見据えて秋の始動戦を迎えるプラダリア。その鞍上を務めるのはもちろんデビューから手綱を取る池添謙一騎手だ。弟・池添学師との兄弟G1制覇へ向けて、ここは負けられない一戦となるだろう。

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ジャスティンパレス

 春は皐月賞とダービーを走ったジャスティンパレス(牡3歳、栗東・杉山晴紀厩舎)も始動戦を迎える。

 デビューから2連勝し、3戦目はホープフルS(G1)。ここでも2着に好走したジャスティンパレスはトライアルを使わずに、ぶっつけで皐月賞に向かった。結果はスタートで後手を踏んでしまい9着。さらに叩き2戦目で上積みが期待されたダービーでも9着と、春は不本意な結果に終わった

 2歳時に見せた活躍ぶりから早熟と見る向きもあるが、半兄アイアンバローズは4歳でオープン入りし、5歳になってから本格化した晩成型。本馬もひと夏を越しての成長度に期待できそう。春は450kg前後だった小さな馬体がどこまで増えているかにも注目だ。

 鞍上はM.デムーロ騎手から鮫島克駿騎手に乗り替わる。鮫島駿騎手は昨年の菊花賞がクラシック初騎乗(17番人気セファーラジエルで11着)だったが、2年連続出走に向けて、ここで陣営にアピールしたいところだろう。

 5月の京都新聞杯(G2)で上位に入った3頭も参戦を予定している。

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アスクワイルドモア

 アスクワイルドモア(牡3歳、栗東・藤原英昭厩舎)は、デビューから武豊騎手が手綱を取り、札幌2歳S(G3)で2着に入るなど早い時期から活躍してきた。

 3歳を迎え、きさらぎ賞(G3)で4着に敗退。その後は一息入れて、岩田望来騎手との新コンビで京都新聞杯へ。8番人気ながら中団後方から直線鋭い末脚を駆使して差し切った。

 続くダービーにも同コンビで挑んだが、さすがに皐月賞上位組とは地力が違ったか12着に敗れている。それでも直線入り口までは十分見せ場を作っており、その後の成長次第では菊花賞でもいい勝負ができそうだ。

 京都新聞杯ではアスクワイルドモアと半馬身差の2着だったヴェローナシチー(牡3歳、栗東・佐々木晶三厩舎)は、堅実な末脚を持っている。ただし、勝ち味に遅いタイプで、通算成績は「1-3-3-0」といまだ1勝にとどまっている。

 前走の白百合S(L)は1番人気に推されたが、逃げたフェーングロッテンを捕まえられず、2着に敗れた。その後、フェーングロッテンは古馬相手の新潟記念(G3)で3着に好走しており、間接的にヴェローナシチーの強さも証明された形だ。

 鞍上は近3走で騎乗した酒井学騎手から、未勝利戦で唯一の勝利に導いた団野大成騎手に乗り替わる。

 京都新聞杯でヴェローナシチーから1.1/4馬身差の3着だったボルドグフーシュ(牡3歳、栗東・宮本博厩舎)。その後は今回と同舞台の2勝クラスを古馬相手に快勝している。前走からは3か月半ぶりとなるが、8月下旬に栗東に帰厩し、坂路を中心にたっぷり乗り込まれてきた。吉田隼人騎手との初コンビで菊花賞の権利獲りを狙う。

 青葉賞で1番人気に支持されるも5着に敗れたレヴァンジル(牡3歳、美浦・堀宣行厩舎)も注目の1頭だ。

 もともとセントライト記念(G2)で始動する予定だったが、1週スライドしてここへ。菊花賞に向かうことになれば1か月間で2度の関西遠征となるが、まずは前哨戦に全力投球。ひと夏を越して、春に見せたズブさが解消していれば、ここでは力上位の存在だ。

 デビュー9戦目でようやく初勝利を挙げたサンセットクラウド(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎)。無敗の三冠馬コントレイルの全弟という良血馬は、ラスト一冠に間に合うか。

 スプリングS(G2)3着の実績があるサトノヘリオス(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎)は、大崩れしたのはG1の2戦だけ。前哨戦なら馬券圏内に入ってもおかしくないだろう。

 この他には、スプリングSを逃げ切ったビーアストニッシド(牡3歳、栗東・飯田雄三厩舎)、2戦2勝のパラレルヴィジョン(牡3歳、美浦・国枝栄厩舎)、京都新聞杯4着のリカンカブール(牡3歳、栗東・田中克典厩舎)などの伏兵陣も充実している。

 菊花賞行きのチケットをもぎ取るのはどの3頭になるのか。注目の神戸新聞杯は25日、15時35分に発走予定だ。

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