
安藤勝己も粗品も「セイウンスカイの再来」に大盛り上がり!? 菊花賞「17着馬」がトレンド入り

23日に阪神競馬場で行われた菊花賞(G1)は、2番人気のアスクビクターモア(牡3歳、美浦・田村康仁厩舎)が勝利。65年ぶりに春二冠の連対馬が出走しない牡馬クラシック最終戦となったが、日本ダービー(G1)3着馬が実績最上位の意地を見せた。
また、勝ち時計の3:02.4は2001年の阪神大賞典(G2)でナリタトップロードが記録した3:02.5を上回るコースレコード。わずか0.1秒の更新だが、3歳で記録したことには大きな価値があるはずだ。
まさに死闘となったスタミナ勝負は「強い馬が勝つ」と言われた古き良き菊花賞を彷彿とさせるものであり、レース後は阪神競馬場が大きな拍手に包まれた。来年から従来の京都開催に戻ることが惜しまれる、素晴らしいレースだった。

そんな名勝負を演出した立役者の1頭が、セイウンハーデス(牡3歳、栗東・橋口慎介厩舎)だ。
レコード決着となるハイレベルなレースを演出
18頭のフルゲートで行われたレース。前走で逃げた馬がおらず、誰がハナを切るのかが注目されていたが、橋口慎介調教師が「周りの出方次第で、ハナの可能性も」と逃げを示唆していたセイウンハーデスが抜群のスタートを決めると、それに応えるように幸英明騎手も手綱を激しく動かし迷いなくハナに立った。
レースの主導権を握ったセイウンハーデスが外連味のない逃げを見せると、最初の1000m通過タイム58.7秒。これは昨年、同じ阪神芝・3000mの菊花賞を逃げ切ったタイトルホルダーの60.0秒より1.3秒も速い。ちょうど各馬がスタンド前を通過していたこともあって、阪神競馬場からは大きなどよめきと歓声が上がった。
結局、最後の直線を待たずしてアスクビクターモアに交わされたセイウンハーデスは17着に大敗。結果は残念だったが、レコード決着となるハイレベルなレースを演出したその走りは、今年の菊花賞を大いに盛り上げた。
「前走のセントライト記念(G2)で、幸騎手が『勝負どころで前や横の馬を気にしていた』と話していたこともあって、今回は初めてブリンカーをつけての出走になりました。陣営も『凄く集中している』と効果を実感していましたが、長丁場だけに集中力が高まった分、最後までは持ちませんでしたね。
ただ、前半の主役は間違いなくこの馬でした(笑)。結果は残念でしたが、『セイウン』の馬が菊花賞で逃げたことで、(1998年の菊花賞馬)セイウンスカイを思い出したファンも多かったみたいですよ。西山茂行オーナーも満足しているんじゃないでしょうか」(競馬記者)
実際に、レース後にはSNSや掲示板などで「感動した!」「セイウンスカイの再来かと」「一瞬(セイウンスカイと)重なった」といった声が殺到。17着に敗れた馬にもかかわらず「セイウンハーデス」がアスクビクターモアと並んで堂々のトレンド入りを果たしている。
セイウンスカイは20年以上前の馬だが、大ヒット競馬アプリ『ウマ娘 プリティーダービー』(Cygames)にキャラが出演していることもあって、最近の競馬ファンにも大きな反響があったようだ。
「セイウンスカイの場合は、オーナーの西山さんが普段からSNS等でファンと積極的に交流されている点が大きいと思います。この日は阪神競馬場にいらしていたらしいですが、直前のTwitterでも『ウマ娘』の画像を掲載したり『セイウンスカイのような馬に出会いたくて、馬主続けています』と発信されていて、多くのファンが反応していました。
G1・2勝のセイウンスカイと比較するのは、セイウンハーデスが可愛そうですが、あの時(98年菊花賞)もレコード決着。まさに外連味のない逃げっぷりでしたね」(別の記者)
レース後、元JRA騎手の安藤勝己氏が「幸が飛ばしてくれて、田辺は折り合いの心配をしなくて済んだ」とセイウンハーデスの逃げっぷりをアスクビクターモアの勝因に挙げれば、「粗品の呪い」で有名なお笑いコンビ霜降り明星の粗品は「セイウンハーデスやりすぎ」と馬券がハズレた“敗因”に挙げていたようだ。
今回は残念な結果に終わったセイウンハーデスだが、17着に敗れた馬とは思えない存在感だったようだ。
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