牧場経営者による保険金目当ての「自作自演」か。「北海道サラブレッド射殺事件」の容疑者が逮捕
それは日本の競馬全体を見ても、JRAと各地方競馬の格差にも同様のことがいえる。地方競馬も近年相次いで廃止の危機に追い込まれており、JRAに出走するほどの馬を生産できない中小の牧場からすれば、そういった馬が走る”受け皿”を失った状況ともいえるのだ。
だが、実際に今年の競馬はJRA、地方ともに売り上げが大きく上昇しており、静かながら「競馬ブーム」が再来しつつあるといわれている。
競馬全体の好調な経済効果が零細牧場まで波及するにはまだ時間が掛かるだろうが、厳しい状況にある生産関係者の方々には、このような痛ましい事件が二度と起こらないよう、好調の波に乗っている競馬界に希望を持ってほしいと願うばかりである。