凱旋門賞の馬券発売は「弱みに付け込む商売」か。成功のカギを握るマカヒキの動向にJRAも冷や汗?
凱旋門賞(Charles Roffeyより)JRAは27日、今秋10月2日に開催される凱旋門賞(G1)で、日本では初となる海外競馬の馬券発売を行うと発表した。
発売方法は「インターネット投票」に限定され、既存の国内レースと同様にJRAが定めたオッズで馬券を発売。具体的には凱旋門賞当日の午前10時より馬券発売を開始し、発走となる23時5分の4分前に締め切りとなるようだ。
また、発売要項(場名、式別等)、出馬表、馬場状態、騎手変更、オッズ、レース結果、払戻金などの情報は、すべてJRAのホームページにて確認できる環境が提示される。
今年もドゥラメンテらスターホースのドバイ遠征を皮切りに、モーリスらの香港遠征、ラニの米国三冠挑戦、エイシンヒカリの欧州遠征など、グローバル化が加速している日本競馬のファンにとっては、まさに待ち望んでいた吉報だ。
だが、各メディアや競馬関係者間では「早急ではないか」という声も小さくはない。
記念すべき海外発売の第一弾となる凱旋門賞には、一次登録こそ10頭の陣営が名乗りを上げたが、ここ最近は回避報道が相次いでいる。ついには先日26日の宝塚記念(G1)で故障したドゥラメンテまで回避を発表し、現在のところ具体的な出走プランを示しているのは、今年のダービー馬マカヒキただ一頭である。
その上で、もしもマカヒキ陣営が凱旋門賞の出走を取りやめれば、日本の競馬ファンの凱旋門賞への関心は一気に薄れることになるだろう。そうなればJRAの海外馬券発売はスタートから「大コケ」という結果にもなりかねない。
実際に昨年の凱旋門賞は日本馬の出走がなく、パブリックビューイングやラジオ中継などはすべて取りやめ。有料競馬チャンネルのグリーンチャンネルこそ中継したが、あとは関西テレビが30分の中継を行っただけであった。
つまり、マカヒキの動向次第ではそういった事態もあり得るということだ。
PICK UP
Ranking
23:30更新
交通事故で乗り合わせたすべての馬が死亡……度重なる危機を奇跡的に乗り越え、最後は年度代表馬に。人知を超えた「奇跡の馬」サンデーサイレンス【前編】
武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?- 「面白いこと教えてやるよ」横山典弘、打倒ソールオリエンスに手応えアリアリ!? 馬券に絡んだのはすべて内枠。「父兄参観」と揶揄された2年前とは一変
- 競馬版『無限の住人』!? 米最高峰の舞台に立った「独眼竜」馬に熱視線も、意外と多い「隻眼の強豪」
- 母の全兄は「G1優勝」の現役種牡馬! 新進気鋭のオーナーがJRA新馬戦初V
- JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?















