GJ > 競馬ニュース > 「未知の魅力」シュヴァル  > 2ページ目
NEW

JRA皐月賞(G1)「未知の魅力」シュヴァルツリーゼ。復活堀宣行厩舎で「第二のサトノクラウン」への道も

【この記事のキーワード】, ,

 しかも、血統がかなり重い。父は長めの距離に向くハーツクライ。母ソベラニアは独オークスの2着馬で名門一族の出身。近親には独ダービー馬や独オークス馬がいる。母の父はドイツの名馬であり種牡馬として名高いモンズン。血統からはスタミナに富むパワー型と言える。だからこそ重馬場の弥生賞で2着に好走できたのだろう。

 良馬場の皐月賞ではレースが流れ、勝ちタイムは1分58秒前後の高速決着になる。シュヴァルツリーゼは高速タイムに対応できないかもしれない。しかし、競馬はやってみなければわからない。2戦目の重賞で好走したのだから高い素質があり、新馬戦では上がり3F最速の33秒6で走っている。

 管理するのは関東の名門、堀宣行厩舎。なんと昨年は重賞未勝利だった。調子が悪いわけではなく現在リーディング4位。昨年も4位だった。今年はサトノティターンでマーチS(G3)を制している。8番人気での勝利で、改めて厩舎力の高さを思い知らされた。重い芝や2000メートル以上の距離に向きそうなシュヴァルツリーゼだが、厩舎力によって未知の潜在能力が引き出される可能性もある。

 そして、皐月賞で凡走してもシュヴァルツリーゼという名前は必ず覚えておきたい。素質や血統から長距離や重い芝のレースならばG1に手が届きそうだからだ。ひょっとすると堀宣行厩舎に所属し、宝塚記念(G1)と香港ヴァーズ(G1)を優勝したサトノクラウンのように道悪に滅法強い馬になるかもしれない。海外遠征にも向きそうだ。

 シュヴァルツリーゼは額から口まで流星があり、走る姿はかっこいい。体はまだ幼いが、堀厩舎で鍛えられどんな馬に成長していくのか、大いに期待する。

JRA皐月賞(G1)「未知の魅力」シュヴァルツリーゼ。復活堀宣行厩舎で「第二のサトノクラウン」への道ものページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  2. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  3. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  4. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  5. 武豊を「激怒」させた地方騎手が心中を吐露……交流G1完全制覇を阻まれた「疑惑」のJBCレディスクラシック(G1)を振り返る
  6. 毎日王冠(G2)リアルスティール「使い捨て」に調教師が激怒!? 「スキャンダル王」デムーロの指示無視に「いくらなんでも……」
  7. JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
  8. 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
  9. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
  10. JRA「致命的な不利」に武豊が検量室で怒り爆発!? 後のダービー馬を襲った「痛恨」アクシデント