
JRA日本ダービー(G1)は「3強じゃない!」桃井はるこ&楠原安里梨の「ガチ予想」がまさかの一致!?

楠原安里梨:私が推している川田将雅騎手が騎乗するヴェロックスです。
川田騎手は2016年の日本ダービーをマカヒキで優勝していますが、私はこのとき単勝を的中させているんです。今回はそのマカヒキと同じノーザンファーム生産馬で、オーナーも金子真人ホールディングス。恩もあるから外せない!
前走は不利があったのに差し返して2着に入った点を評価したいです。ただジャスタウェイ産駒なので距離が長すぎる気がしますし、東京スポーツ杯2歳S(G3)は4着だったので左回りも不安材料。それでも一戦する度に成長を遂げていますし、それらを川田騎手が気づいていないわけない! なんとかしてくれると思います。
桃井はるこ::私はヴェロックスは消しました。前走の皐月賞を何度も見たんですけど、あのレースの川田騎手は不利もあり結果的に勝ち馬に差されてしまいましたが、上手くハマっていた神騎乗だったと思うんですよね。
それに今回は高速の上がり勝負になると思うんですが、ヴェロックスは上がり33秒台の脚を使ったことがないんですね。スピードの持続力が必要とされる高速馬場というよりは、中山のようにパワーの必要な急坂のあるコースに向いている気がするんです。
――そう考えられている桃井さんの3番手は?
桃井はるこ::ダノンキングリーです! これは強いですよ。皐月賞を見た限りではサートゥルナーリアよりも強いかもしれないって思いました。
川田騎手が神騎乗をしたヴェロックスとは対象的に、ダノンキングリーはスムーズな競馬ができていなかったと思うんです。最後の直線で詰まってしまいましたからね。そしてダノンキングリーは内に進路を取りましたが、あのときは外伸び馬場で内は荒れに荒れていたんです。
でもそれらを物ともせず、サートゥルナーリア、ヴェロックス相手に食い下がりました。今回はスムーズな競馬ができれば、リベンジもありえるんじゃないでしょうか。

――ふたりとも本命で冒険し、2番手3番手は人気を集めるだろう馬という感じになりましたね。
楠原安里梨:やっぱり「堅いだろうなぁ」と思っているからでしょうね。4番手をあげるならば、私はダノンキングリーですもん。
距離不安はあるんですが、共同通信杯(G3)は強かった。それにノーザンファーム天栄仕上げですし、東京競馬場にも適性があると思います。外しづらい。
桃井はるこ::私はランフォザローゼス(牡3歳、美浦・藤沢和雄厩舎)とニシノデイジー(牡3歳、美浦・高木登厩舎)が気になっています。
ランフォザローゼスはエアグルーヴの血を引いていて、血統的に12年のダービー馬ドゥラメンテと似てる所が良いですね。青葉賞(G1)も2着に入っているので距離も問題ないでしょう。
鞍上の福永祐一騎手も最近好調ですし、勝利まではなくとも、3着まではあるんじゃないかなぁって感じ。
ニシノデイジーは東京スポーツ杯2歳Sも勝っているので、東京競馬場が合っている気がします。ずっと中山競馬場を走っていましたけど、右回りではなく左回りのほうが向いているのではないかと。
鞍上は一貫して勝浦正樹騎手。乗り替わりが当たり前になってきた時代だからこそ、こういうコンビに勝ってもらいたいんですよねぇ。
PICK UP
Ranking
17:30更新巷に出回る川田将雅「長距離苦手説」をデータで検証、阪神大賞典(G2)で気になる「13年未勝利」の課題…リーディングジョッキーの意外な過去
皐月賞馬、ダービー馬不在の菊花賞を勝ったのは?
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 武豊、屈辱の「30年ぶり」G1未勝利……キタサンブラック”ロス”埋められず、吹き荒れたノーザン外国人旋風に沈黙
- 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 武豊「スキャンダル」「ケガ」など揺れに揺れた2017年。弟・幸四郎騎手「引退」から小浦愛「不倫疑惑」、そしてキタサンブラック「大団円」までをプレイバック!
- 「庭先取引」の問題点を一変させたセレクトセール!億超え馬を落札する名物オーナーたちも登場…オープンでフェアな取引に多大な貢献【競馬クロニクル 第63回】
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?