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帝王賞(G1)武豊インティ「初2000m」より警戒!?「○○が上がってきたことが痛かった」新ダート王の連勝をストップさせた「刺客」の存在

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「今回はスタートが速くなかったので、ハナに行かず3番手からの競馬となりました。位置は悪くなかったのですが、途中で外からオールブラッシュが上がってきたことが、この馬にとっては痛かったです。課題もありますが、勝った馬は強かったです」

 上記は前走のかしわ記念での武豊騎手のコメントだ。言葉通り3番手からの競馬となったインティだったが、3コーナー手前で中団にいたオールブラッシュが先頭をうかがう勢いで進出を開始。外から煽られる形になったインティは、スパート合戦に付き合わざるを得なかった。

 その結果、最後の踏ん張りが甘くなり、ゴールドドリームの差し切りを許してしまったというわけだ。

「一方でオールブラッシュの田辺(裕信)騎手は『(早めにまくりに行った際)インティに張られたのが大きかったです。それがなければマイペースで進出できた』と語っていました。これだけを見ても2頭が勝負所を巡ってやりあっていたのは確か。

今回もまた田辺騎手が騎乗しますし、オールブラッシュの出方は武豊騎手にとっても気になるところだと思いますよ」(同)

 無論、田辺騎手とオールブラッシュにしても、昨年の浦和記念(G2)では勝負所でまくりをかけて久々の勝利。決して武豊騎手とインティを潰すことが目的だったわけではない。

 だが、道中で主導権を握り、最後の直線までマイペースで運びたい武豊騎手とインティにとっては、早めに勝負を仕掛けてくるオールブラッシュは極めて厄介な存在といえるだろう。

 今回、かしわ記念を勝ったゴールドドリームは不在なもののチュウワウィザードや、オメガパフュームといった強力な末脚を持つライバルがスタンバイ。インティが勝負所でオールブラッシュとスパート合戦を行った結果、他馬に”漁夫の利”を食らう可能性も十分にあるというわけだ。

 野中調教師もその辺りは踏まえているようで『日刊スポーツ』の取材に「前走は周りが早めに動いてきた」と、敗因を分析した上で「大井の2000mの方が競馬はしやすいと思う」と手応えを語っている。

 G1・2勝目を目論むインティと武豊騎手にとって初の2000mは当然課題だが、それ以上にオールブラッシュと田辺騎手の動向は気になるところに違いない。

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