
JRA「女王筆頭」リアアメリア危うし!? M.デムーロ「信じられないくらい強かった」藤岡康「この馬、ヤバい」衝撃の末脚ウーマンズハート話題沸騰
外から豪快に突き抜けた。25日、新潟競馬場で行われた新潟2歳S(G3)は1番人気のウーマンズハート(牝2歳、栗東・西浦勝一厩舎)が優勝。メンバー唯一の32秒台となる、上がり3ハロン32.8秒の豪脚で初重賞制覇を飾った。
「この馬、ヤバいわ……」
開口一番、藤岡康太騎手が興奮気味に語るのも当然か。最後の直線、手応え十分に先に抜け出したのは、M.デムーロ騎手のペールエールだった。例年なら、そのまま決着してもおかしくなかったが、そこからウーマンズハートがケタ外れの末脚で強襲。最後はねじ伏せるように半馬身差をつけてゴールした。
「いかにスムーズに外に出せるかだと思っていました。(最後の直線は)4コーナーの手応えの割にフラフラしてしまったけど、それでしっかり差し切るのだから能力、ポテンシャルは間違いない」
これでデビュー戦に続く、上がり3ハロン32秒台。藤岡康騎手の言葉通り、最後の直線ではふらつく場面もあったが、それでも差し切ってしまうところに底知れないポテンシャルを感じさせる。
「先に抜け出したペールエールは、ほとんど完璧な競馬。好位から上がり3ハロン33.1秒を記録していますし、例年ならこの馬が勝っていた展開です。しかし、そこから勝ってしまうウーマンズハートの末脚はケタ外れ。2013年の勝ち馬で、後に桜花賞(G1)を勝つハープスターを彷彿とさせる驚異的な切れ味でした。
現在の2歳牝馬戦線は、新馬戦を8馬身差で圧勝したリアアメリアが頭一つ抜けている印象ですが、ウーマンズハートはそれに迫る存在と言ってもいいと思います」(競馬記者)
ウーマンズハートのポテンシャルの高さに驚いたのは、藤岡康騎手だけではない。「スタートでいいところにつけられたし、最後もいい脚で伸びている」とペールエールを評価したデムーロ騎手も「ただ、勝った馬は信じられないくらい強かった」と、今回は白旗を挙げざるを得なかったようだ。
「放牧に出して、阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)を目標にやっていきたい」
そう今後の方針を打ち出した西浦調教師。話題のリアアメリアとの直接対決は12月のG1の舞台になりそうだ。
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