
【サウジアラビアRC展望】「因縁の対決」サリオスVSアブソルティスモ再び! グランアレグリア、ダノンプレミアムに続く「大器」出現!?
10月5日(土)に東京競馬場で2歳馬の重賞・サウジアラビアRC(G3)が開催される。昨年は今年の桜花賞馬グランアレグリアが勝利し、一昨年はこのレースをステップにダノンプレミアムが朝日杯FS(G1)を制覇しているなど、2歳馬たちの今後を占う重要な一戦となるレースだ。
今年は登録馬が9頭と小頭数になっているが、2歳馬の精鋭がそろった。
人気を集めそうなのがサリオス(牡2歳、美浦・堀宜行厩舎)だ。父・ハーツクライ、母は独オークス(G1)を制覇したサロミナという血統で、半姉にローズS(G2)、エプソムC(G2)を2着したサラキアがいる。
新馬戦では2番人気だったものの、好位から抜け出すレース運びで上がり最速の33.1秒をマーク。2着とは2馬身差だったが、3着以下は大きく離れた7馬身差をつけて圧勝している。
1週前追い切りでは南ウッドチップコースで5F69.7-54.3-39.7-12.4秒をマーク。順調に調整が進んでいる。鞍上は石橋脩騎手を予定。
ダービー、天皇賞(秋)を制しているレイデオロの半弟という良血馬、アブソルティスモ(牡2歳、美浦・藤沢和雄厩舎)も人気を集めそうな1頭だ。父がダイワメジャーに替わり、マイルから中距離に向く血統構成となった。
新馬戦ではサリオスに2馬身差をつけられ完敗。1番人気を背負った未勝利戦では中団を進み、前で粘る馬をゴール前ハナ差交わして勝利をものにした。
1週前は坂路コースで追われ、4F53.0-38.2-24.2-12.1秒と好時計をマーク。鞍上は前2戦はC.ルメール騎手だったが、戸崎圭太騎手への乗り替わりが予定されている。
新馬戦を強い勝ち方で勝ち上がったロードエクスプレス(牡2歳、栗東・坂口智康厩舎)も見逃せない。父・キンシャサノキセキ、母・クインズラッシュという血統。
新馬戦では終始前目でレースを運び、直線では後続の追撃を振り切り、上がり最速の35.4秒で2着に3馬身半をつける圧勝劇を演じた。
新馬戦で強い勝ち方をしたと言えば、ハーツクライ産駒のクラヴァシュドール(牝2歳、栗東・中内田充正厩舎)や未勝利戦で上がり33.9秒の鋭い末脚を使って、2着に3馬身半差をつけて勝ち上がったロードカナロア産駒のエンジェルサークル(牝2歳、美浦・中川公成厩舎)などにも注目したい。
また、父・ワールドエース、母・ピーチフィズという地味な血統ながら、新馬戦ではスタートで不利を受けながら後方から上がり最速をマークして2着、未勝利戦ではテンから逃げて2着に1馬身半つけて逃げ切るなど自在の脚を使えるジェラペッシュ(牝2歳、美浦・尾崎知人厩舎)も侮れない存在だ。
2歳重賞戦線の今後を占う一戦、5日15:45発走予定だ。
PICK UP
Ranking
23:30更新川田将雅「ルール違反疑惑」の現場関係者にブチ切れ!? マスコミ関係者に注意喚起の即通達…怒りを隠せなかった「目に余る行為」とは
JRA武豊「キタサンブラックで行きたかった」凱旋門賞(G1)制覇への思い。ディープインパクトより「強い馬じゃないと勝てないということはない」悲願達成のキーポイントとは
JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA阪急杯(G3)川田将雅ブチギレ怒声「ユーイチ!!」から1年……ダノンファンタジーVSレシステンシアは「鞍上」因縁対決?
- JRA元騎手・藤田伸二氏の「引退理由」を日本経済新聞が痛烈批判!?「木を見て森を見ない典型」と述べた騎手リーディングの本質とは
- JRA高松宮記念(G1)浜中俊「もういいでしょ」若さ故の過ちから4年! 苦い経験を活かす絶好のチャンス、「被害者」武豊から託されたレシステンシアと重なるアノ馬