JRA・C.ルメール秋華賞(G1)で「川田潰し」再び!? ダノンファンタジー1番人気「歓迎?」不気味さ増すコントラチェック
13日に京都競馬場で行われる秋華賞(G1)。桜花賞馬、オークス馬不在の今年は、どの馬にもチャンスがありそうな混戦模様だ。
その中でもオークス(G1)で3番人気に推されたコントラチェック(牝3歳、美浦・藤沢和雄厩舎)は直行ということもあって、とにかく不気味な一頭といえる。
特筆すべきは、重賞初制覇となった3月のフラワーC(G3)だろう。
積極的なスタートからハナを奪って主導権を握ると、後続に影も踏ませぬ逃走劇。中山で行われたフラワーCとしては歴代最速となる1:47.4で逃げ切り、鞍上の丸山元気騎手に「ボクはただ乗っているだけ。これまで何度か重賞を勝たせてもらいましたが、一番楽でした」とまで言わしめた。
続く、オークスでは3番人気に推されたものの、1枠1番の絶好枠から逃げたジョディーにハナを奪われ、藤沢和雄調教師が「ちぐはぐなレースになった」と振り返る厳しい展開。2番手から早めに先頭に躍り出たが、最後の直線で失速し9着に敗れている。
管理する藤沢和雄調教師は「行く馬がいれば、2、3番手でもレースはできる」とコメントしているものの、ここまで6戦3勝ながら、1コーナー時点でハナを奪った場合は3戦全勝。それ以外は敗れているだけに、ジョディー不在の今回はハナに立って主導権を握りたいところだ。
そんなコントラチェックにとって、C.ルメール騎手の復帰は頼もしいに違いない。
2週前のスプリンターズS(G1)を藤沢厩舎の所属馬タワーオブロンドンで勝ったばかりのルメール騎手。これで今年JRAG1・4勝の好調ぶりだが、今年のルメール騎手のG1勝利には「2つのパターン」がある。
1つは自身が1番人気だった時(皐月賞サートゥルナーリア、天皇賞・春フィエールマン)。そしてもう1つがリーディングを争う川田将雅騎手が1番人気だった場合(桜花賞グランアレグリア、スプリンターズSタワーオブロンドン)だ。
「リーディング争いでは川田騎手がリードしているものの、G1ではルメール騎手が4勝、川田騎手が0勝と前者の成績が断然。
それも川田騎手が1番人気だった3つのレースの内、2つはルメール騎手が勝っているんですよね。秋華賞も川田騎手のダノンファンタジーが1番人気になりそうですし、今回のルメール騎手には要注意です」(競馬記者)
もっとも、ルメール騎手が川田騎手の1番人気を打ち砕いた2戦はグランアレグリア、タワーオブロンドンと共に2番人気の有力馬だった。今回のコントラチェックはこの2頭ほど有力視されていないものの『netkeiba.com』の事前予想では3番人気に挙げられるなど、不気味さを増している。
週末には台風の影響で降雨が予想されているが、藤沢調教師は「前向きなので道悪は問題ない」と意に介していない様子。先週の凱旋門賞(G1)ではブービー、最下位の屈辱を味わったルメール騎手と川田騎手。今週は“真逆”の結果で見返したい。
PICK UP
Ranking
17:30更新- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- 【マイルCS(G1)展望】欧州最強マイラーがR.ムーア騎手で参戦! マイルCS史上最強の外国馬の襲来を日本のブレイディヴェーグ、ナミュールらが迎え撃つ
- 【マイルCS】JRAのマイル路線に新風?グランアレグリア、ソングライン、シュネルマイスターに続くサンデーレーシングの刺客ブレイディヴェーグのマイル適性を問う
- 【東京スポーツ杯2歳S(G2)展望】大物候補クロワデュノールが登場! 北村友一騎手×斉藤崇史厩舎が目指す第2のクロノジェネシス
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
- C.ルメールが「過怠金」横山典弘が「騎乗停止」に賛否両論!? 覚悟の突撃と不可抗力…JRAの一貫した判断とは
- ゴールドシップ、カレンチャンらの母が一堂に集結! 後にJRA合計G1・13勝、重賞33勝を生み出した伝説のエリザベス女王杯(G1)
- 【エリザベス女王杯】リバティアイランドの悪夢再び?前走完敗レガレイラでいいのか?鍵を握るのは8戦7勝の好相性を誇る●●●騎手、そしてテンハッピーローズ級の穴馬
- 戸崎圭太「能力がある」国枝師「距離延びても」潜在能力高い…注目のダービー馬候補がドウデュース再現!