GJ > 競馬ニュース > 武豊「JRAここまでやるか」  > 2ページ目
NEW

武豊「JRA、ここまでやるか」ディープインパクト社会現象を語る! 「現実を受け入れたくない」凱旋門賞の悲劇まで特設サイトで徹底検証

【この記事のキーワード】, , ,

 レースでは、これまで以上に掛かったディープインパクトに武豊騎手も「普通の馬なら、あれだけ掛かったら無理」とコメント。単勝1.0倍の元返しに応え、見事無敗の三冠を達成した際は「嬉しかったですね。夢が一つ叶った。ゴールした時はホッとした」と語っている。

 ディープインパクトはその後、3歳最後の有馬記念でデビューからの連勝が7でストップしたものの、年度代表馬に選出され、古馬になってからも天皇賞・春(G1)、宝塚記念(G1)と再び連勝街道をひた走った。

「現実を受け入れたくない気分でしたね――」

 4歳秋には、日本を代表してフランスの凱旋門賞(G1)に挑戦することになったが、武豊騎手は「行かなきゃいけない馬。こういう馬が(凱旋門賞を)勝つんじゃないかと思っていました」と、かつてない自信に満ちていたようだ。

 しかし、レースでは最後の直線で伸びあぐねて3着。「ラストがやっぱり、(いつもの)飛ぶような走りがでなかった」と振り返っている。

「ショックですよ、それは。凱旋門賞ですからね。勝ちたい気持ちもすごい強いですし『勝たなきゃいけない』という責任も感じていましたからね」

 その後、ディープインパクトからフランス競馬における禁止薬物イプラトロピウムが検出され、凱旋門賞の成績は「失格」扱いに。帰国後、ジャパンCで復活を告げる勝利を上げたが、引退レースとなった有馬記念でも、武豊騎手にはレース中に「ああ、これで最後か」と何度か感慨にふける余裕まであったという。

「デビューから一番良いレースができた。『最後にか』という感じでしたけどね(笑)」と、最後の有馬記念を振り返っている武豊騎手。稀代の名コンビは最後の最後で完成の時を迎えたようだ。

 引退時には「もう乗れないのか」という寂しさと同時に「無事に、強いディープのまま終わることができた」という歴史的名馬の主戦騎手ならでは重責もあったようだ。

武豊「JRA、ここまでやるか」ディープインパクト社会現象を語る! 「現実を受け入れたくない」凱旋門賞の悲劇まで特設サイトで徹底検証のページです。GJは、競馬、, , , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【日本ダービー】「過去20年連対ゼロ」の苦戦でも今年はG1級!? C.ルメールも認めた実力馬がジャスティンミラノ打倒に虎視眈々
  2. ドゥラメンテ「最後の大物」出現なるか。わずか4世代から三冠牝馬リバティアイランドやG1・3勝タイトルホルダー「伝説」の最終世代をピックアップ
  3. T.オシェア「存在感なし」のまま馬質急降下…。レガレイラ、シックスペンスらの代打浮上もG1騎乗予定なし。UAEのレジェンドが大きく躓いた「あの一鞍」とは
  4. 【オークス(G1)展望】桜花賞馬ステレンボッシュの二冠阻止は「不完全燃焼」武豊か、「計画通り」川田将雅か。混戦の牝馬クラシック第2章が開幕!
  5. 「プチ炎上」斎藤新の裏で踏んだり蹴ったりの苦労…三浦皇成を襲ったすれ違いの春、「C.ルメールの復帰」も関東のベテランにダメージ直撃か
  6. J.モレイラ「出禁回避」へ負けられない戦い! 桜花賞馬ステレンボッシュは「騎乗不可」、日本ダービーでも悩ましい選択?
  7. 開業2ヶ月の福永祐一厩舎に早くも絶賛の嵐! 大スランプのダノンスコーピオンが復活した“マジック”の裏側
  8. 福永祐一厩舎「初G1」はこの大物!? リバティアイランド、フォーエバーヤングの妹…来年のクラシックもキズナ産駒は大注目!
  9. J.モレイラ「短期免許」条件クリアに暗雲…「スムーズな競馬ができなかった」マスクトディーヴァで痛恨の取りこぼし、残るチャンスはあと「2回」
  10. 関東名門がアーモンドアイ初仔と目指す「最後」の日本ダービー! 今夏C.ルメールとデビュー予定、3年前の「超大物」が逃した舞台へ