JRA噂の「ディープインパクト2世」アルジャンナがついにデビュー!「スピードも切れもあるし、いかにも走りそう」その走り、すでに重賞級
史上2頭目の無敗の三冠馬、そして大種牡馬として日本競馬を支えたディープインパクトが亡くなってから約1カ月。昔から競馬では「亡くなったばかりの種牡馬の仔は走る」という迷信のようなものがあるが、今週末「ディープインパクト後継筆頭」と噂される超大物がデビューする。
「これまでに感じたことがないぐらい手先の軽さがある」
そう話すのは、ディープインパクトを手掛けた池江泰郎元調教師を父に持つ池江泰寿調教師だ。跳びの大きさと、走りの素軽さから現役時代「飛ぶ」と言われたディープインパクトだが、その息子アルジャンナもまた「ぶれないフォームでしっかり走る。跳びが大きい」と父を彷彿とさせる動き。「体はそんなに大きくないけど、走っていると大きく見せる」という点も、父の良いところを引き継いでいる。
父を彷彿とさせるのは、何も姿や雰囲気だけではない。圧巻だったのは先月28日に栗東のCウッドで行われた1週前追い切りだ。
川田将雅騎手を背に、前に今春のすみれS(OP)を勝ったサトノルークス、後ろに重賞勝ちのジャンダルムという実戦さながらの組み合わせ。
最後の直線は一時ジャンダルムに遅れそうになったが、そこから踏ん張って併入。攻め駆けする先輩OP馬と互角の動きを見せ、「素晴らしかった。スピードも切れもあるし、いかにも走りそう」と、池江調教師は最大級の評価を与えている。
「当初は8月4日の小倉でデビューする予定でしたが除外により、ここまで延期となりました。一度、ノーザンファームしがらきに放牧に出されましたが、仕上がりは前回より良いと思いますね。
母コンドコマンドは米G1のスピナウェイSの勝ち馬。それも13馬身差の圧勝でした。ディープインパクト×米G1馬の母というのは成功例が多く、今年の桜花賞(G1)を勝ったグランアレグリアもそのパターン。この馬も、いかにも仕上がりの早いディープインパクト産駒といった印象です」(競馬記者)
デビュー戦は阪神開幕8日の芝2000m。圧巻の走りでクラシック戦線の中心に躍り出るか。デビュー前から大きな注目と期待が集まっている。
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