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武豊「常に辛口」ワールドプレミア評価が厳しいワケ……有馬記念(G1)で逆に不気味過ぎる

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「まだ3歳でキャリアも浅い。菊花賞を勝ったが、さすがに古馬のなかに入ると地力の面で劣るところはある。前走よりさらに強くならないといい競馬はできないと思うけど、これからの馬。そこに期待したい」

 22日(日)に中山競馬場で行われる有馬記念(G1)。G1競走2連勝を目指すワールドプレミア(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎)の主戦を務める武豊騎手は、共同会見の場で大一番に向かう相棒に辛口の評価を下した。

 ワールドプレミアは前走の菊花賞(G1)で中団追走から、最後の直線でインからの見事な抜け出しを見せて勝利。デビューから一貫して騎乗している武豊騎手に令和初のG1勝利をプレゼントしていた。

 ただ武豊騎手はレース後、自身のHPでワールドプレミアに対して「まだまだ子供っぽさが抜けてこない」という点を不安視していたと吐露。だが「菊花賞では見違えるような走り」を見せてくれたとし、「ゴールしたときは「疑ってごめんな。よく頑張った。ありがとう」と、相棒に声をかけていました」と綴っていた。

「武豊騎手はワールドプレミアのポテンシャルは認めつつも、以前から気性面に課題があると指摘していました。秋初戦の神戸新聞杯(G2)で3着に入った後も、走りや馬体の成長は認めたものの、『一番成長が欲しかった気性に全く成長がうかがえませんでした』とバッサリ。武豊騎手からすれば、菊花賞でも不安視して当然だったのかもしれません。

 珍しくお手馬であるワールドプレミアに厳しい視線を向けている武豊騎手ですが、裏を返せば、それだけその実力を認めているということなのでしょう。その走りには光るものを感じているからこそ、気性面さえもう少し、と常々考えてしまうのではないでしょうか?」(競馬誌ライター)

 まだまだ成長途中であり、武豊騎手から全幅の信頼を寄せられているとはいい難いワールドプレミア。その同馬の最終追い切りは坂路を単走で4F54秒4、ラスト1F12秒7をマーク。友道師は「今日はしまいを伸ばすだけで、時計も指示通り、うまくいった」と調整が順調にきていると話す。

 ワールドプレミアは武豊騎手を背にどんな走りを見せてくれるのか。前走同様、名手をいい意味で裏切る激走を見せてもらいたいところだが……。

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