真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2019.12.22 16:35
JRA有馬記念(G1)武豊「神判断」でワールドプレミア末脚爆発! サートゥルナーリア復活「3歳馬」躍進の中、惜しまれる「アノ馬」の不在
編集部
ここで引退のアエロリットが大逃げを打つ中、1000m通過は58.5秒のハイペース。大方の予想通りだったが、そこで腹を括って最後方待機を選んだのがワールドプレミアの鞍上、武豊騎手だ。その作戦が見事にはまり、最後は2着サートゥルナーリアをクビ差まで追い詰めている。
「1着のリスグラシューから7着のレイデオロまで、すべて後方待機組だったように、まさに死闘といえる極端な消耗戦になりました。
その最大の原因はハイペースで逃げたアエロリットを、大本命のアーモンドアイが早めに捕まえに行ったことで、各馬が一気に動き出したことですが、そんな中、最後の最後まで仕掛けを遅らせたのが武豊騎手でした。
最後の直線を迎えた時、ワールドプレミアは最後方だったんですが、そこから猛烈な追い上げ。ただ、これは本馬の末脚のキレというよりは、先に動いた各馬が止まったことが最も大きな要因だと思います。そういった意味では、武豊騎手の冷静な判断力と、最後まで我慢した胆力が好走を生んだと言えますね」(同)
実際にワールドプレミアの上がり3ハロンは35.0秒。同日に同じ中山・芝で行われた2勝クラスの上がり最速が34.5秒だったことを鑑みても、決して“キレキレ”だったわけではない。いわゆる「激流」の中、最後方待機を貫き、最も展開のアドバンテージを掴んだのが、武豊騎手とワールドプレミアだった。
G1馬11頭が集った「最強馬決定戦」で存在感を示した3歳クラシックホース。もし、ここに屈腱炎でターフを去った今年のダービー馬ロジャーバローズがいれば、果たしてどんな結果になったのだろうか……。皐月賞馬と菊花賞馬の奮闘を見て、ふとそんなことを思った。
PICK UP
Ranking
17:30更新- 【阪神JF】リバティアイランド、アスコリピチェーノ、ソダシを超える逸材!? 2歳女王決定戦で買うべき“大物馬主”推奨の2頭
- 武豊「来年が楽しみ」ヤマニンウルス不在でも大健闘…フォーエバーヤング擁する世代レベルの高さも証明
- 【香港C(G1)展望】絶対王者ロマンチックウォリアーVS逆襲の女王リバティアイランド! ダービー馬タスティエーラ完全復活なるか
- 【阪神JF(G1)展望】L.デットーリ×米国2歳女王メイデイレディが日本襲来! フォーエバーヤング妹など日本の女王候補が迎撃
- 武豊「非常識な最高速」でチェルヴィニア置き去り…他馬を凌駕する切れにC.ルメール「ドウデュースと同じ走りは出来ない」
- ミホノブルボンvsライスシャワー連想させた「100分の1」の攻防!同一馬によるワンツースリーは平地競走史上初
- 【香港マイル(G1)展望】3歳マイル王ジャンタルマンタルが待望の戦線復帰! 悲願達成のソウルラッシュと世界制覇に挑む
- ジャパンCでも天皇賞・秋でも下馬評覆す4歳馬の好走…「最弱世代」の汚名返上着々、出遅れて逃げてもダービー馬に先着の逸材が待望の復帰
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- 1番人気が「痛恨不利」で馬券圏外…勝利騎手には過怠金処分も「ハナ差の4着」に後味の悪さ