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武豊以来「14年ぶり」ドバイ制覇へ「招待されれば」。アジュディミツオーに続く「地方」の大物 がダート世界最高峰に挑戦!

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 地方競馬から世界の舞台を目指す1頭がいる。その名はモジアナフレイバー(牡5歳、大井・福永敏厩舎)だ。

 モジアナフレイバーは地方重賞で3勝を挙げている。交流重賞での勝利こそないものの、帝王賞(G1)5着、南部杯(G1)4着と掲示板に名を連ねている。記憶に新しいところで昨年の東京大賞典(G1)では3着に入り、並み居るJRA所属馬に先着を果たした。今乗りに乗っている南関東の雄である。

 『サンケイスポーツ』の取材に対して、福永調教師はフェブラリーS(G1)を予定しており「招待されればその後、ゴドルフィンマイル(G2)へ向かおうと思っています。鞍上は両方とも繁田健一騎手の予定です」とコメントし、ドバイ挑戦へ意欲的なことがわかった。

 オーナーの尾田信夫氏はかつてアメリカで所有していたダイスフレイバーという馬で2013年UAEダービー(G2)に挑戦した経歴を持つ。結果は惜しくも8着だったが、当時から同オーナーが海外競馬に積極的だったこともわかる。

 地方競馬所属馬の海外挑戦は05年アジュディミツオー(ドバイ)、06年コスモバルク(シンガポール)、19年ハッピーグリン(香港)の3頭。ゴドルフィンマイルの出走が叶えば、15年ぶりのドバイ遠征となる。

またゴドルフィンマイルは過去に10頭の日本馬が挑戦し、勝利したのは06年ユートピア(武豊騎手)のみである。G2とは言え、高い壁であるのは間違いない。もし制覇となれば14年ぶりの大偉業である。

 ドバイ国際競走は招待レースのため、招待が来ないことには出走できない。かつてアジュディミツオーはJBCクラシック(G1)2着、東京大賞典(G3)1着という臨戦過程でドバイワールドカップ(G1)に挑んだ。それに対しモジアナフレイバーの実績はパッとしないが、ゴドルフィンマイルはG2のため、G1と比べて招待基準も低くなるため期待したい。

「現状、競馬ファンでも東京大賞典3着の実績しか知らない人のほうが多い。ドバイとなると日本代表として出走することになる。フェブラリーSが不甲斐ない走りだと、最悪は招待を辞退することになるのでは」(競馬記者)と厳しい見方もある。

地方競馬所属馬によるドバイ重賞制覇という大偉業に向けて、ドバイからの招待状とフェブラリーSでの好走を楽しみにしたい。

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