Dr.コパ、大本命コパノキッキング「藤田菜七子・降板」に激白!? 「これは馬主としての『夢』――」待望のコンビ再結成の可能性
Dr.コパ レースが終わった後、祐ちゃん(福永祐一騎手)が俺のところに来てさ。「コパさん、なんで(3コーナーで)行かなかったんだろうね?」って言うのよ。(騎乗していたミスターメロディの)隣を御神本の馬がぶっ飛んで行ったから「菜七子、そこにいたら差されるぞ!」って思ったらしいんだ。
――最後は凄い末脚でブルドッグボスが飛んできました。
Dr.コパ それで菜七子だけは「(スパートが)早過ぎたんですかね?」って。いやいや、(逆に)遅いよ!(笑)。マラソンでもそうだけど競馬って、あまり前と離れると諦めるじゃない? 逆に追いつけそうだから必死になる。あのレースは、まさにそうだったんだ。菜七子とも話をしたしね。
――藤田菜七子騎手も、まだまだ勉強中。
Dr.コパ 菜七子にとって一番勉強になったのは、8月のクラスターC(G3)じゃないかな。
――藤田菜七子騎手にとって、重賞初制覇が懸かったレース。単勝1.8倍に推されるも3着でした。
Dr.コパ 4月の東京スプリント(G3)の後に、酷いフレグモーネになってね……キッキングも75%くらいのデキだったんだけど、それでも俺は勝てると思ってた。
それで明と菜七子と3人で「いいか、菜七子。4コーナーがゴールだと思って、4コーナーで先頭だぞ。先頭に立つんだ」。菜七子も「わかりました!」って言ってたんだけどね……。
――ヒロシゲゴールドにハナを奪われ、2番手からの競馬でした。
Dr.コパ 4コーナーで内にユタカ(武豊騎手、ヒロシゲゴールド)、外に岩田(康誠騎手、ヤマニンアンプリメ)がいて、“常識”的には絶好の位置取りに見えたかもしれないけど、俺からすれば「ああ、ダメだ」と思った。
だって、キッキングは断トツの1番人気だったから。そりゃ、直線に入ればユタカは外に締めるし、岩田は内に締めるよ。
――結果的にコパノキッキングは挟まれるような形になっての3着……。
Dr.コパ あれは菜七子にも反省してもらった。「ユタカや岩田は普段は優しいおじさんだけど、レースになると別だぞ。レースまで良い人だったら、あんなに勝てるわけないだろ」って。あそこで挟まれる前に、先頭に立ってしまうべきだったんだね。
――なるほど。そうおっしゃられると、藤田菜七子騎手の乗り方1つで勝てたレースのように思えます。
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