JRA内田博幸「アプリ騎乗依頼管理」新エージェントも了承? 低迷打破に一石なるか

昨年、リーディング23位の50勝に終わった内田博幸騎手。今年、巻き返しが期待されているが、それを手助けする“新兵器”の導入を決めたようだ。「日刊スポーツ」がスマホアプリを使い、内田騎手が騎乗依頼の管理をすることを決めたと伝えている。
記事によれば、そのアプリは「内田騎乗依頼」。そのままの名前だが、スマホにインストール後に認証を行い、それが完了すれば、エージェント(騎乗仲介者)を介さずとも、週末の依頼予定馬、空き鞍などが確認可能になるという。内田騎手は「今まで付き合ってきた人たちともっと縁深く、新しい人とはつながりが出来るように。気軽に自分のスケジュールを見てもらって、風通しが良くなればと思って始めました」とその意図を語っている。
「この『内田騎乗依頼』は、昨年の秋頃に一部のネットユーザーからその存在が確認され、話題となりました。その時は本人が関与しているのか不明だったので、ジョークソフトのひとつかとも思われていたのですが、まさか本物だったとは……。驚きましたね」(競馬誌ライター)
昨年、内田騎手は大井からJRAへ移籍する以前からの盟友であった、エージェントの中村剛士氏と契約を解除。しばらくはフリーでやっていたものの、クラス編成や除外の仕組みもあやふやなところがあるなど、危なっかしいことこのうえなかったという。そのため、『トラブルがあってはたまらない』と考えた周囲の手助けもありつつ、なんとか騎乗管理を行っていた。
そして今年から、以前から親交のあった和田美保氏を新エージェントに迎える。和田氏は『日刊スポーツ』で10年以上のキャリアを持ち、「女帝」とも称される名物競馬記者。しかし、すでに競馬界からは離れて久しいため、この抜擢に首をひねる関係者も多かった。
「和田氏をエージェントにしたのは、このアプリを使うことが前提だったのではないでしょうか。アプリはエージェントを介さずに内田騎手のスケジュールなどを見ることができ、また希望すれば直接連絡をとることもできるなど、濃密なコミュニケーションがとれる点も売りですからね。
ですからなまじエージェント経験がある人をつけて、さらにこのアプリも併用するとなると『俺がいるのになんで!?』と、角が立つことにもなりかねません。和田氏ならばそのようなトラブルが起こる可能性も少ないはず。おそらくは、アプリでは対応できないことを和田氏がフォローしていくのでは?」(競馬記者)
現在はまだ2勝しか挙げられていない内田騎手。この新兵器が、内田騎手の起死回生のきっかけとなるのだろうか?
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