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毎日王冠(G2)出走のルージュバック、絶好舞台で「完全復活」は? 前走エプソムC「究極の末脚」を再び引き出せるか

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ru-jubakku.jpgルージュバック(競馬つらつらより)

 9日の毎日王冠(G2)には古馬の強豪が多数集結するが、期待の1頭にルージュバック(牝4 美浦・大竹厩舎)が存在する。

 先の凱旋門賞を制したアイルランドのファウンドは4歳牝馬だったが、ルージュバックも同い年の4歳。3歳のきさらぎ賞では次元の違う末脚で他馬をなで斬りにし「今年の主役」と言われたものの、桜花賞では惨敗、オークス2着とクラシックで結果を残すことができず、その後も古馬G1で敗戦するなど苦しい時期が続いた。

 4歳になっても中山牝馬S2着、ヴィクトリアマイル5着と牝馬限定戦で勝利できなかったが、続くエプソムCを牡馬相手に大外一気の末脚で勝利し、ようやく復活を宣言した。中団から他馬と異なる脚色で突き抜ける様は、かつて言われた「怪物」という言葉を彷彿とさせるものだった。秋は同じ舞台である毎日王冠で再び牡馬を斬り捨て、一気に波に乗ろうという算段だろう。

 とはいえ、今回の毎日王冠はドバイ勝利のリアルスティールや現役屈指の末脚を持つアンビシャスなど、前回の相手と比較してツーランクはレベルが上。ルージュバックにとっては大きな壁となることは間違いない。

 ただ、ここをクリアできればルージュバックの注目度は再び大きく上昇することは間違いない。過去東京競馬場での戦績は【2-1-0-1】で、馬券圏内を外したのは前々走ヴィクトリアマイルである。大竹調教師は「ヴィクトリアマイルは距離が短かった」と話している通り、適性面での問題があった点は否めない。1800mなら同馬の良さが強く出ると、このコメントをとらえることもできるはずだ。牡馬との対戦経験が豊富で怖気づくようなこともないだろう。さらに斤量は前走と同じく54キロ。これは大きな追い風である。

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