JRA「大荒れの予感」フェブラリーS(G1)に「5年周期の法則」! タイムフライヤー、モジアナフレイバーらにまさかの1着激走フラグ?
23日(日)に第37回フェブラリーS(G1)が行われる。このレースは1997年にJRAのダート重賞競走として初めてG1に格付けされ、それ以降、昨年まで23回の名勝負が繰り広げられてきた。
G1昇格後のフェブラリーSにはある「法則」が存在することをご存じだろうか。それは、2000年から5年周期で馬名が「ー」(音引き)で終わる馬が優勝しているという法則だ。
◆2000年から5年ごとのフェブラリーS優勝馬は次の通り
2000年 ウイングアロー(4番人気)
2005年 メイショウボーラー(1番人気)
2010年 エスポワールシチー(1番人気)
2015年 コパノリッキー(1番人気)
この4回以外にも“音引き終わり”の馬は優勝しているが、2001年ノボトゥルー、2013年グレープブランデー、2014年コパノリッキーの3頭だけ。確率としては5年周期が「4/4」、それ以外が「3/19」なので、やはり5で割り切れる年は音引き終わりの馬に注目したいところ。
そこで5年周期(2000、2005、2010、2015)と、それ以外の年の音引き終わりの馬の成績を抽出してみると、5で割り切れる年の方が馬券に絡む確率は圧倒的に高かった。
【フェブラリーS「音引き終わり」馬の成績、1997年以降、のべ77頭】
着度数 勝率/連対率/複勝率
2000/2005/2010/2015 4-1-2-15 18.2%/22.7%/31.8%
それ以外の19回 3-2-1-49 5.5%/ 9.1%/10.9%
今年の出走馬には、音引き終わりの馬が3頭いる。タイムフライヤー、地方から参戦のモジアナフレイバーとミューチャリーのいずれも伏兵といえる存在だ。5年周期の過去4頭はウイングアローを除き1番人気の馬だったが、今年は3頭とも上位人気にはならないだろう。
タイムフライヤーは昨年10月に同じ東京マイルで行われた武蔵野S(G3)でワンダーリーデルの2着に好走。レースレベルに疑問符もつくが、舞台設定としては悪くないはず。一発大駆けがあっても驚けないだろう。
モジアナフレイバーは全て地方で14戦して「8-0-1-5」。前走は東京大賞典(G1、2000m)でオメガパフュームから0.6秒差の3着に入った。ゴールドドリームには先着しており、距離もマイルがベスト。芝スタートをこなせば、好走する可能性は十分ある。
3頭の中で実績も注目度も低いのがもう一頭の地方馬、ミューチャリー。前走の川崎記念(G1、2100m)は優勝したチュウワウィザードから1.4秒離され4着に敗れたが、3着のデルマルーヴルとはクビ差。あまりに人気を落とすようなら押さえておきたい一頭だ。
もし伏兵3頭が前評判を覆し、優勝するようなら、5年周期の法則の信憑性は一層高まるが、果たしてどのような結果が待ち受けているだろうか。
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