GJ > 競馬ニュース > 中山記念×ラッキーライラック
NEW

JRA「9位→99位」大不振・松永幹夫厩舎、中山記念(G2)出走ラッキーライラックが窮地を再び救えるか

【この記事のキーワード】, , ,

JRA「9位→99位」大不振・松永幹夫厩舎、中山記念(G2)出走ラッキーライラックが窮地を再び救えるかの画像1

 今年いまだ2勝の栗東・松永幹夫調教師が3月1日(日)の中山記念(G2)にラッキーライラック(牝5歳)を送り出す。

 松永調教師は昨年、自己ベストを更新する42勝をマークし、全国リーディング9位に入った。昨年の同時期(~フェブラリーS開催週)にはすでに7勝を挙げていたが、今年は一転、2着が10回ありながら、わずか2勝。勝ち運に見放され、全国リーディングは昨年の9位から99位と大きく順位を落としている。

 実は松永調教師は2年前の2018年もフェブラリーSの週を終えて、2勝という苦しい年を送っていた。その窮地を救ったのが当時3歳のラッキーライラックだった。

 2歳時に3連勝で2歳女王に輝いたラッキーライラック。春の牝馬クラシック戦線に向け、チューリップ賞(G2)に出走し、単勝オッズ1.8倍の圧倒的人気に応え、松永調教師に同年3勝目をプレゼント。その後、同調教師は勝ち鞍を重ね、最終的には全国リーディング15位の「35勝」までその数を伸ばした。

 あれから約2年。ラッキーライラックが再び松永調教師の窮地を救うべく、強豪が集う中山記念に出走する。

 前走の香港ヴァーズ(G1)はグローリーヴェイズに0.6秒差という完敗を喫したラッキーライラックだが、2走前のエリザベス女王杯(G1)を制するなど、一時の不振からは完全に脱却。今年の始動戦で昨年2着の雪辱を期す。

 1年前のレースでラッキーライラックを破ったのが、このレース2連覇中のウインブライト。中山1800mは4戦4勝とコース相性が良く、ラッキーライラックにとって最大のライバルとなるだろう。

 一方、昨年マイルG1・2勝のインディチャンプは中山コースが未経験。また、上位人気の一角、ダノンキングリーは中山マイルと2000mは経験済みだが、1800mは初めて。昨年のこのレースでウインブライトとクビ差の接戦を演じた経験はラッキーライラックにとって大きなアドバンテージとなるだろう。

 また、今回新たにコンビを組むM.デムーロ騎手の存在も心強い。同騎手は2018年以降、中山1800m戦において全騎手の中で最多の8勝を挙げており、このコースを熟知している。

 デムーロ騎手にとって「ノーザンファーム×サンデーレーシング」からの重賞での騎乗依頼は、先日の共同通信杯(G3)に出走したフィリオアレグロ(2番人気、3着)に次いで今年2度目。昨年は重賞での騎乗依頼が一度もなかっただけに、今後のためにもしっかり結果を残しておきたいところだろう。

 デムーロ騎手との新コンビで中山記念に臨むラッキーライラック。2年前と同じように松永調教師の窮地を再び救うことはできるだろうか。

JRA「9位→99位」大不振・松永幹夫厩舎、中山記念(G2)出走ラッキーライラックが窮地を再び救えるかのページです。GJは、競馬、, , , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  2. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  3. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  4. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  5. C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
  6. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  7. 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
  8. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
  9. 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
  10. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛