
JRA「16番人気激走」の再現なるか!? 金鯱賞(G2)エポカドーロが岩田望来と新コンビで復活へ!?
一昨年の皐月賞(G1)勝ち馬・エポカドーロ(牡5歳、栗東・藤原英昭厩舎)が15日の金鯱賞(G2)で復帰を予定している。同レースには昨年の皐月賞馬サートゥルナーリアも出走を予定しており、新旧皐月賞馬対決に注目が集まる。
18年の皐月賞(G1)を制し、日本ダービー(G1)では2着に健闘したエポカドーロ。昨年の大阪杯(G1)で10着となって以来、約1年ぶりの復帰レースとなる。
大阪杯ではレース中に鼻出血を発症し、休養を余儀なくされた。さらに休養中の昨年夏には腸捻転を発症。症状が重いと命にかかわる病だが、早期発見が幸いし、開腹手術により一命を取り留めた。病を乗り越え、ターフを駆ける姿を見られるだけでもファンにとっては喜ばしいことだろう。
エポカドーロの主戦を務める戸崎圭太騎手はケガで休養中のため、今回は岩田望来騎手との新コンビで金鯱賞に挑むことが発表された。
岩田望来騎手は藤原厩舎所属の2年目の若手ジョッキーで、「G1・25勝」の岩田康誠騎手を父に持つ。昨年は新人騎手特別賞を受賞、現在リーディング9位の14勝を挙げている。これからの日本競馬を背負う「若手騎手の代表格」だ。
所属厩舎の管理馬であるエポカドーロには普段から調教で跨っている。そのため主戦騎手不在の今回、岩田望騎手に白羽の矢が立った。これまで重賞レースの騎乗経験はあるものの、G1馬の騎乗は初めての経験。重賞初勝利への大きな後押しとなるだろう。
普段から調教で跨っている馬との新コンビといえば、先月のフェブラリーS(G1)の長岡禎仁騎手とケイティブレイブのコンビが思い出される。16番人気の最低人気ながら、2着に入る大健闘。普段から調教で心を通じ合わせている「絆」の強さを感じされた。
「ケイティブレイブも昨年のドバイ遠征の際、腸捻転を発症し現地で緊急手術を行っています。その後、浦和記念(G2)で復活の勝利、フェブラリーS・2着の好走をしていることから、エポカドーロにも期待ができるのではないでしょうか。
また藤原厩舎は今年8勝を挙げており、そのうち5勝は岩田望騎手によるもの。復活を目論むG1馬の鞍上に岩田望騎手を指名したのは、藤原調教師の期待の表れではないでしょうか」(競馬記者)
名伯楽の期待を背負った岩田望騎手がエポカドーロを復活の勝利へ導き、同期初の重賞制覇を成し遂げられるだろうか。
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