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【フィリーズレビュー(G2)展望】武豊「アルアイン妹」新コンビ結成! 混戦模様の桜花賞トライアルを制するのは

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偉大な兄に続けるか

 15日(日)に阪神競馬場にて桜花賞トライアル・フィリーズレビュー(G2)が開催される。

 先週のチューリップ賞(G2)に続く桜花賞トライアルレース。しかし、桜花賞の主役と目されていた阪神JF(G1)の上位馬をはじめ、多くの有力馬がチューリップ賞に回ってしまったため、手薄な印象が否めない。とは言え、桜花賞への切符を勝ち取るべく26頭が特別登録を済ませている。

 まず注目したいのがアヌラーダプラ(牝3、美浦・萩原清厩舎)だ。

 昨年9月の中山でデビュー。1.7倍の圧倒的人気を背負って危なげなく勝ち上がる。続く2歳1勝クラスの条件戦も、後方から上がり33.3秒の脚で指し切り連勝を飾る。3歳初戦はフェアリーS(G3)に出走。終始11~12秒台のラップを刻むハイペースで進み、直線で逃げたスマイルカナを捉えることができず6着に終わる。

 そのスマイルカナは先日のチューリップ賞で敗れているが、控える競馬をしたことが裏目に出た印象だ。その点、ハイペースで逃げて先行勢が総崩れとなった中、逃げ粘ったフェアリーSは強い競馬をしたと言える。そんなレースでの6着なら、多少は目をつぶってしていいだろう。

 キャリア2戦だが、可能性を感じさせる馬としてヒメノカリス(牝3、栗東・池江泰寿厩舎)が挙がる。

 昨年11月の阪神でデビュー。超スローから瞬発力勝負になり、競り負けて3着になる。そして、3歳未勝利戦に回る。初戦に続いて1番人気に推され、澱みのないペースから直線で上がり最速の脚で抜け出し、3馬身半差で完勝した。

 全兄に皐月賞(G1)、大阪杯(G1)を勝ったアルアインがいる良血馬。今回から新コンビを組む武豊騎手が好調なのも頼もしい。抽選待ちになるかもしれないが、まだまだ底が見えず、初重賞となるここで桜花賞への切符を手にする可能性は十分にある。

 キャリア、実績ともに見逃せないのがヤマカツマーメイド(牝3、栗東・池添兼雄厩舎)だ。

 昨年7月の中京でデビュー。ここでは7着と凡走する。札幌へ転戦して未勝利戦に出走。ここも直線粘り切れず2着に借敗。中2週で再び未勝利戦に出走し、ここで勝ち上がる。

 1カ月半ほどの間隔を空けてりんどう賞(1勝クラス)に出走。人気は今ひとつだったが、2勝目を連勝で飾る。その後、ファンタジーS(G3)、阪神JF(G1)と出走するが、レシステンシアの4着、5着と好走までとなった。

 2歳時に6戦を消化しており、実戦経験は豊富。その上、重賞でレシステンシアを相手に掲示板を確保する走りを見せており、相手関係が落ちるここなら重賞制覇で桜花賞へ進んでもおかしくない。

 キャリアの点で言うならケープコッド(牝3、美浦・高柳瑞樹厩舎)もピックアップしたい。

 昨年6月の函館でデビュー。上がり最速の脚を使うも2着止まり。2週間後の未勝利戦に出走して、1.1倍という圧倒的1番人気に応えて5馬身差で圧勝。2ヶ月後の札幌ですずらん賞(OP)に駒を進め、逃げ切りで2勝目をマーク。続いてファンタジーSへ出走するが、6着と凡走。さらにクリスマスローズS(OP)に出走し、3勝目を挙げる。

 キャリア5戦馬は登録馬の中にも何頭かいるが、3勝馬は本馬だけ。重賞の経験がなく、勝ち鞍が1200m戦のみと課題はあるが、逃げも差しもできる自在性と3勝というキャリアは初重賞のここでアドバンテージになるだろう。

 そのほか、フィリーズレビューと同コースで2勝を挙げているカリオストロ(牝3、栗東・加用正厩舎)や大敗しているが、重賞2回出走のキャリアがあるルーチェデラヴィタ(牝3、栗東・西村真幸厩舎)らもチェックしておきたい。

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