JRA「回収率873%」リスグラシューが、クリソベリルも……昨秋G1席巻!? 今年も「あのレース」で法則継続中!
先週からチューリップ賞(G2)、弥生賞(G2)とクラシックのトライアルレースが始まり、3歳戦線もG1へ向けて盛り上がりをみせてきている。
これまでの3歳重賞は、クラシック有力馬のマイラプソディが共同通信杯(G3)でまさかの敗戦、チューリップ賞(G2)で2歳女王レシステンシアも敗れる波乱が起きた。また京成杯(G3)ではクリスタルブラックが無敗で2連勝を飾り、クラシック候補の1頭に名乗りを上げた。
早くも様々なドラマが生まれた3歳重賞レース。これまで行われた2020年「3歳重賞の法則」を紹介したい。
これまでの3歳重賞の勝ち馬は以下の通り。
シンザン記念(G3)サンクテュエール(2番人気)
フェアリーS(G3)スマイルカナ(3番人気)
京成杯(G3)クリスタルブラック(7番人気)
きさらぎ賞(G3)コルテジア(7番人気)
クイーンC(G3)ミヤマザクラ(2番人気)
共同通信杯(G3)ダーリントンホール(3番人気)
チューリップ賞(G2)マルターズディオサ(4番人気)
弥生賞(G2)サトノフラッグ(2番人気)
まず1つ目が、勝ち馬はすべて2番人気以下という点である。クラシックも期待される1番人気馬が「8連敗」しており、本命党には苦しいレースが続いている。
そしてもう一つ「枠番」に法則が隠されていた。
勝ち馬8頭のうち6頭が「1番枠」から優勝し、勝率0.750は驚きの数字である。1番枠の単勝回収率は驚異の873%を記録している。1番枠の馬さえ買っていれば、3歳重賞は儲かっていたのだ。
実は昨秋のJRA平地G1でも、同様に枠番による勝利馬の傾向があった。スプリンターズS(G1)からホープフルS(G1)までG1レースは全12レース行われ、すべて1~4番人気が制し、そのすべてが「1~4枠」の馬。その中でも「3枠」が7勝、勝率0.583という圧倒的な数字であった。
このときの3枠単勝回収率は165%。3枠に入った2頭ともの単勝を購入、さらに1~4番人気馬が優勝していることを考慮すると、驚きの回収率だろう。
今週の3歳重賞は14日(土)にファルコンS(G3)、15日(日)にフィリーズレビュー(G2)が行われる。まだ枠順発表前のため、「1番枠」を引き当てる馬に注目いただきたい。そして「自己責任」で馬券検討の材料にしてはいかがだろうか。
しかし、「法則」は気づいた時に終わっているのが、世の常か……。
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