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JRAルメール「アーモンドアイ優先主義」でフライング入国!? 「ボクにとってライフホース」来週末「全騎乗」キャンセルでドバイへ

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 この決断は吉と出るか、凶と出るか……。

 C.ルメール騎手が来週20~22日に開催される日本での騎乗をキャンセルし、一足早くドバイターフ(G1)などが行われるアラブ首長国連邦へ向かう予定だと「デイリースポーツ」が報じている。

 記事によれば、ルメール騎手はドバイターフで連覇を狙うアーモンドアイとともに18日に入国する予定。この異例の動きは、日本滞在歴があると新型コロナウイルスの感染拡大防止の目的で、アラブ首長国連邦に入国できなくなる可能性が出てきたためだという。

 来週末、ルメール騎手は20日(金)のフラワーC(G3)で2連勝中のミアマンテ、22日(日)には素質馬サクセッションとともにスプリングS(G2)に挑戦する予定だった。だが、それらを蹴ってアーモンドアイとのドバイターフ参戦を重要視したようだ。

取材に対して「ボクにとって(アーモンドアイは)ライフホース。ミスをしたくないので、万全の態勢で挑みたい」とコメントを寄せている。

「ルメール騎手の決断には驚かされましたね。ただミアマンテ、サクセッション、そしてアーモンドアイはいずれもノーザンファーム生産馬です。これから活躍してくれるかもしれない素質馬と、抜群の実績を持つアーモンドアイを天秤にかけたところ、アーモンドアイを優先すべきだという結論が下されたのかもしれません。もちろん、そこにルメール騎手のアーモンドアイに対する思い入れの強さも加味されたのだと思います。

 ただドバイスポーツ省は、3月中に行われるすべてのスポーツイベントの延期を関係各所に要請していると伝えられています。早めに入国したものの、レース自体が開催されないという可能性も十分あるんです。これはルメール騎手にとってもある意味賭けです。この決断がどう転ぶことになるのかが注目されます」(競馬誌ライター)

 今年のドバイワールドカップデーには日本から過去最多となる19頭が出走予定。それらの多くに日本人騎手が騎乗することになるが、ルメール騎手と同じ作戦をとる騎手は出てくるのだろうか? それとも……。

 

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